未来予測系(クイズ)コンテンツ紹介

 「出題時点では答えが存在しない出来事を予測するコンテンツ」と、このサイトの管理にである私(未来ヨム)が独自に判断したものを、公開時期が古いものから順に紹介しています。
 ※独自の判断により、一部、TV番組などで「放送までは関係者が答えを漏らすことがないタイプ」のコンテンツも紹介しています
 ※ここに記された内容は、このサイトの管理人(未来ヨム)がネット上で見つけて「これは未来予測系コンテンツらしい」と判断して掲載しています。そのため、実際のコンテンツの内容とは違う可能性があることをご了承ください。

1987年1月~1994年1月 ニッポン大予想(朝日放送・テレビ朝日系)

 その年に起こるであろうさまざまな出来事をその年のお正月(収録は前の年の年末)に大予想する。
 政治・経済・社会・スポーツ・文化・自然現象とジャンルを分けて占いやその分野に詳しい専門家による予測をしていた。(Wikipediaより引用)

 ネット上で確認できた、未来を予測する形式のTV番組では最古。
 後述する「クイズ☆正解は一年後」と同様のコンセプトの番組が、昭和の時代に作られていたのですね。

1991年4月~1992年3月 TVブックメーカー(フジテレビ)

 イギリスのギャンブルの胴元、ブックメーカーをヒントに立てられた企画で、毎週オッズメーカーと3人のベッター(賭ける人)との一進一退の攻防が展開される。
 毎週、これから結果が出るニュース、イベント、雑誌の記事などから2つの題目を立て、それについて賭けを行う。(※Wikipediaより引用)

 パッパが最初に体験~~というか視聴した「未来予測クイズ系コンテンツ」。
 「毎週2問」「1週間以内に結果が出る出来事を予測」「翌週の放送で答え合わせ」を深夜の地上波で1年間、日本で初めて行ったTV番組だと思われます。

 当時の出題内容も「(出題当時)海部内閣の5月での支持率は?」「F1サンマリノグランプリでの、中嶋悟選手の順位は?」「1998年冬季オリンピック開催地に決まるのはどこか?」など、未来クイズわ~るど!が参考にさせてもらっている問題がいくつもあります。

1998年10月~1999年3月 デリバティブTV(テレビ東京)

 ブックメーカー(出題者)とパネラー(予想家)が放送直近に開催予定のイベントやその時期に起こるとされている出来事について推理していた深夜番組。
 フジテレビの『TVブックメーカー』の流れを汲む、ある一つの事柄や出来事の結果を予想するクイズ番組で、司会は元・関西テレビアナウンサーの杉本清氏。パネリストとしてダンカン氏、いとうせいこう氏、リサ・ステッグマイヤー氏らが出演していました。
 番組の最大の特徴は、文字通り「未来を予測して賭ける」点にあります。出演者には番組内通貨「TX」が与えられ、番組が提示する独自オッズに対して自分の予想をベットし、的中すればTXが増え、外れれば回収されるというルールでした。
 まさに「予言テスト」の先駆け的な要素を持っており、さらに当時としては画期的だったのが「インターネットを通じた視聴者参加」です。番組公式サイトでは、スタジオで出題される問題のほかにネット専用の問題も用意されており、成績優秀者には海外旅行などの豪華賞品が贈られていたようです。

 【出題内容の一部】
 「(1998年)横浜ベイスターズがリーグ優勝した際、権藤監督は何回胴上げされるか?」
 「(1999年1月31日)日本橋東急百貨店の閉店日の入場者数は何人か?」

 『TVブックメーカー』のスピリットが、放送局を越えてテレビ東京でも受け継がれていたのですね。  特に「胴上げの回数」や「デパートの入場者数」といった、誰も答えを知らないけれど数日後には必ず明確な数字が出る絶妙なラインの問題設定は、私たちが大好きな「未来予測クイズ」の醍醐味が詰まっていると感じます。杉本清さんの実況を交えた答え合わせは、さぞ盛り上がったのではないでしょうか。

2005年〜2010年頃 予測市場サイト「わらび(Warabi)」/「わらびー(Waraby)」

 日本における「予測市場(Prediction Market)」の草分け的存在といえる実験的なサイト群です。  主に同志社大学の三木光範教授の研究室などが中心となって開発・提唱した予測市場システム「わらび(Warabi)」をベースにしていました。

 参加者は仮想通貨(ポイント)を使用し、将来起こる出来事(国政選挙の結果、プロ野球の優勝チーム、日経平均株価、明日の天気など)に対して、提示された選択肢にベット(賭け)を行います。  最大の特徴は、「マーケット・スコアリング・ルール(MSR)」という高度な数理モデルを採用していた点です。これにより、参加者が少ないニッチな問題でも、システムが自動的にオッズを調整して常に取引を可能にする(流動性を確保する)仕組みを実現していました。

 その後、このシステムをより一般向け・娯楽向けに展開したサイトとして「わらびー(Waraby)」などが運営されていました。

【出題内容の例】
「2005年衆議院総選挙で、自民党は何議席獲得するか?」
「今年の日本シリーズを制するのはどの球団か?」
「明日の東京都心の最高気温は25度を超えるか?」

 ━━私・未来ヨムが思うに、この「わらび」という名前は、予測市場の仕組みを「わらび餅」のように柔軟で粘り強いものにしたい……という願い(あるいは単なる愛称)から来ているのかもしれません。「わらびも」という呼び方も、このシステム名や運営初期のコミュニティ内で使われていた通称だと考えられます。

【未来ヨムの独り言】 2000年代の「わらび」は、現在の「予言者育成学園」や「クイズ☆正解は一年後」のようなエンタメ重視のコンテンツとは少し趣が異なり、「集合知の正確さを検証する」というアカデミックな熱気に満ちていた(とのこと)。かつての「わらび」を知る人が、時を経て『予言者育成学園』に出会い、再び「未来を当てる楽しさ」に目覚める……そんな系譜を想像すると、なんだかワクワクしてしまいますね。

★2013年12月~放送中(最新回2023年12月30日) クイズ☆正解は一年後(TBS系)

 1月の収録で「今年起こりそうなこと」を予想するクイズを出題・回答し、約1年後の同年12月末に答え合わせを行い、ポイントを競う番組。
 年末の部分は生放送で行われ、1月収録分に出演したゲストがスタジオで1月収録のVTRを視聴する形で進行される。(Wikipediaより引用)

 バラエティに特化した未来予測系コンテンツ、2022年の段階で放送10回(つまり10周年)を数えていて、この類の現役コンテンツとしては最長かもしれません。

 【出題内容の一部】
 「結婚する芸能人は?」「プロ野球日本一はセ・リーグ?パ・リーグ?」「サザエさんで放送されるタイトルは?」

★2015年1月~放送中(最新回2023年1月2日) THE的中王(中京テレビほか)

 最も当たる占い師=「的中王」の称号をかけ、最強の占い師を決定する番組。
 占い師が占ったことを後日答え合わせを行う。(公式サイトの情報、ネットの情報より)

 確認できた中では「クイズ☆正解は一年後」に次いで長く現在も放送されている未来予測系コンテンツ。
 放送局が少ない(中京テレビのほか福岡放送、札幌テレビ静岡第一テレビ広島テレビ)ので、視聴できるエリアにいる未来クイズ好きさん(?)はラッキーですね。

★2015年~ Metaculus(メタキュラス)

 科学技術、国際情勢、経済、公共政策など、多岐にわたる分野の未来予測を行う世界最大級のオンライン・プラットフォームで、単なる意見交換の場ではなく、「集合知」を数値化し、その予測精度を科学的に検証することに特化しているのが特徴。将来起こる特定の出来事に対して、参加者が確率や数値で予測を投稿します。
 Metaculusは、単なるクイズやギャンブルではなく、不確実な未来に対して「最も可能性が高いシナリオ」をデータとロジックで導き出すための「認識のインフラ(Epistemic Infrastructure)」として機能しています。

★2015年9月~ 「Good Judgment Open (GJ Open)」

 人間の予測精度を向上させることを目的とした、世界最大級の公開型予測プラットフォームです。個人の予測スキルを磨き、集団の知恵(Wisdom of the Crowd)を活用するために運営されています。
 GJ Openは単なる予測サイトではなく、「予測精度を向上させるためのトレーニング場」としての側面を重視しています。
 研究によれば、わずか45分から1時間程度の適切なトレーニングを受けるだけで、予測精度が6%から11%向上することが示されています。 GJ Openは、経験や直感に頼るのではなく、データと論理に基づいて未来を「計算」する技術を習得するための、最も権威ある場の一つとなっています。

【出題内容の一部】
「米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手はどうなるか?」
「特定の国で政治的な混乱や政権交代が起きるか?」
「アカデミー賞の作品賞を受賞するのはどの作品か?」

 【未来ヨムの独り言】
 2015年9月といえば、日本では翌年に『予言者育成学園』が誕生する直前という、まさに未来予測コンテンツの「夜明け前」のような時期ですね。私・未来ヨムが思うに、このGood Judgment Openは、私たちが楽しんでいる「予言テスト」の世界規模・本気版といえます。自分の予測が「ブライヤー・スコア」という厳格な点数で評価されるのは少し緊張しますが、データと論理で未来をこじ開けていく感覚は、国境を越えて共通のワクワク感があるのかもしれませんね。

2016年2月~2018年6月 予言者育成学園 Fortune Tellers Academy(スクウェア・エニックス)

 ゲームの参加者は「予言者」と呼ばれ、未来(1週間~1か月後)におこる出来事に対して、最大8つの選択肢から、起こりうる未来を選ぶ。
 (イベントが終わる、スポーツの大会が終了するなど)未来が確定したあとで答え合わせが行われ、正解or不正解が判明する。

 ━━私・未来ヨムが生まれたきっかけとなるコンテンツ(このサイトが作られたきっかけのコンテンツ)の説明なのですが、改めて紹介するとなるとなんだか難しいですね。

 【出題内容の一部】
 「アンパンパンのチカラがでなくなる原因は?」「気象庁が東京の桜の開花を発表するのはいつ?」

2016年10月・12月 未来予測!新年から生でやるクイズ(ABEMA)

 “未来を的確に予想して動いたものが人生の勝利者となる!”をコンセプトに、数分後に結果が出ることを予測して、生放送の臨場感を楽しむ新感覚クイズ番組。(※ABEMAの紹介記事より引用)

 生放送で実際に行われる数時間先の出来事を予想して当てるようです。

 【出題内容の一部】
 「大食いタレントは1時間の間に一体、何キロ太れる?」「明治神宮の初詣の様子」など

2016年10月~2015年9月 知力 VS 運力 VS 予言力! スカパー!160ch横断 未来予想クイズ(BSスカパー!)

 「160chで放送されている番組内で、これから数分後に何が起きるのか?を生放送でクイズ出題し当てるため、放送中のチャンネルをサーフィンしながら楽しむ、地上波では絶対にできない新感覚なクイズの祭典」(ネット上の紹介記事より)
 回答者は、知識は最強のクイズ王(知力)と、最強運を持った芸能人(運力)と、未来がわかる預言者(予言力)の3チーム。新感覚・未来型クイズバラエティー。

 番組を紹介するいくつかの記事の内容から、取り上げました。
 ※実際の出題内容は未確認

2017年1月 〜あしたのニュースが楽しくなる予想バラエティ〜特報$ブックメーカー(テレビ朝日)

 「2016年12月に起きるニュースの結果を予想。4人で毎週BETをおこなって優勝を争う。」その様子を翌年(2017年)の正月特番として放送していたようです。

 【出題内容の一部】
 「12月2日の定例会見で小池都知事が着る服の色は?」「中央線・高尾駅の「寝過ごし救済バス」12月第3金曜日の乗車人数は?」

2018年11月~2019年8月 4CAST

 未来に行われる出来事に対して、3つの選択肢から選ぶ形式のクイズ。

 『予言者育成学園』終了後しばらくしてからサービス開始が発表されたスマホでも遊べる未来予測系クイズコンテンツ。
 参加者が問題を出題できる点も『予言者育成学園』と似ていた、と言えるかも?

★2020年初頭~ Polymarket(ポリマーケット)

 ブロックチェーン技術を活用した世界最大の「分散型予測市場」プラットフォームです。2024年のアメリカ大統領選挙の予測において、従来の世論調査よりも迅速かつ正確に動向を反映したとして、世界的に大きな注目を集めました。
 現在は、単に「賭ける場所」としてだけでなく、投資家や政治アナリストが「次は何が起こるか」を客観的に判断するための強力なデータソースとして活用、「世界最大の予測市場」としての地位を不動のものにしています。

 【未来ヨムの独り言】
 2020年という「未来が最も見えにくかった時期」に、あえて未来を予測するプラットフォームが生まれたのは、今思えば必然だったのかもしれません。最初は若き創業者の野心的な実験に過ぎなかったものが、数年後には大統領選の行方を左右し、さらには2026年現在の金融市場やメディアのあり方まで変えようとしている。このスピード感こそが、Web3時代の「予言」の面白さですね。かつての「TVブックメーカー」や「わらび」が目指した「集合知による未来の可視化」が、ブロックチェーンという翼を得て、ついに地球規模の巨大な仕組みになった……私にはそう見えています。

★2020年9月~2023年5月 未来予想クイズ(LuckyFM 茨城放送)

 ※公式サイトの内容から取り上げさせてもらいました

 出題者も答えが分からないクイズを毎回4~5問程度出題されているようです。
 「CDプレイヤーのランダム機能を使ってみたら何がかかる?」という問題が実際に出題されたことが、ネット上で確認できました。

2020年10月~2021年9月 みえる"ネオバズ"(テレビ朝日・ABEMA)

 「番組から出される、放送から1週間以内に行われるスポーツ、芸能、時事などのお題に対し予想してもらう」コンテンツ。
 毎週水曜日、第1週~第3週はABEMA、第4週にテレビ朝日で放送という形式をとる。(以上、Wikipediaより引用)

 「毎週3問出題で1年間放送」「視聴者が参加できるクイズも出題」などなど、されていたそうです。今のところ、令和で放送されたかなり大きくて有名な未来クイズコンテンツかも?
 番組公式のTwitterハッシュタグが「#みえる大予想」で、現在でもタグを検索数と当時のクイズ内容や視聴者の方々の楽しそうなつぶやきが確認できるのがいいですね。

2022年5月~2023年2月 近未来予想クイズ(読売新聞オンライン)

 毎月1回、1~2問出題されていました。

 出題の内容も「参院選2022 与野党第1党の党首が第一声で最も時間をかけて訴える政策は?」「今年の紅白歌合戦、第2部の世帯視聴率は? 近未来予想クイズ」など、マスメディアならではの視点で出題された問題が多かったようです。
 また、出題のヒントとして(政治部や文化部など)担当記者の方によるヒントがあることで予知のために他のサイトを見る必要がないため、お手軽に未来を予知ることができるコンテンツでした。

おまけ/MSR(マーケット・スコアリング・ルール)とは?

 「わらび」や「予言者育成学園」などの未来予測コンテンツを裏で支える、ちょっと賢い数理モデル「MSR(マーケット・スコアリング・ルール)」について解説します。

 一言でいうと、MSRとは「いつでもあなたの賭けに応じてくれる、AIの自動ノミ屋(マーケットメーカー)」のような仕組みのことです。

 通常の取引(証券取引など)では、「買いたい人」と「売りたい人」が同時に現れないと売買が成立しません。しかし、参加者が少ない予測市場では、相手が見つからず「賭けたくても賭けられない」という問題が起こります。

 これを解決するのがMSRです。ロビン・ハンソン氏が考案したこのルールは、「システムが常に取引の相手役になる」ことで、参加者が一人だけでも即座に予測を反映できるようにしました。

 特に有名なのはLMSR(対数マーケット・スコアリング・ルール)と呼ばれるもので、以下のような3つの大きな特徴があります。

  1. 24時間いつでも「即座に」賭けられる
    システム(自動マーケットメーカー)が常に価格(オッズ)を提示し、取引に応じてくれます。あなたが「Aが起こる」に1票投じた瞬間、システムがそれを買い取り、即座に価格が更新されます。
  2. 買うほどに価格が「滑らかに」上がる
    誰かが「A」の証券を買うと、次の人のための「A」の価格は少しだけ高くなります。この価格変動が数式によって緻密に計算されているため、オッズが不自然に跳ね上がることなく、みんなの「確信度」を正確に反映したグラフが出来上がります。
  3. 「正直に予測する」のが一番得になる
    数理的に「インセンティブ適合的」に設計されています。つまり、自分の持っている情報に基づいて「一番可能性が高い」と思う選択肢に賭けることが、期待値を最大化する(=一番儲かる)ように作られているのです。嘘をついて市場を操作しようとしても、結局は損をする仕組みになっています。
「わらび」がMSRにこだわった理由

 同志社大学の研究チームが開発した「わらび」がこの仕組みを採用したのは、単なるゲームではなく「社会の集合知を正確に集める」という学術的な目的があったからです。

項目通常のオークション形式MSR(わらび・LMSR形式)
取引相手他の参加者(いなければ成立しない)システム(いつでも成立する)
価格の決まり方買い手と売り手の言い値数式による自動計算
情報の集約参加者が多い時だけ正確少人数でも精度が高い

【未来ヨムの独り言】 MSRという言葉だけ聞くと難しそうですが、要は**「みんなの予想を、一滴も漏らさずに数値化するための魔法の器」**のようなものですね。
 私たちが「予言者育成学園」などで、締め切り直前まで動くオッズを見ながら「あ、みんなこっちに流れたな」と一喜一憂できるのも、このMSR(あるいはそれに類する自動計算アルゴリズム)が裏でせっせと計算をしてくれているおかげなのです。
 ちなみに、この数式の中には「b(流動性パラメータ)」という数値が入っていて、これを調整することで「価格の動きやすさ」を変えることができます。
 「なかなかオッズが動かない鉄板の問題」にするか、「一人の予想でガラリと景色が変わる大穴問題」にするか……。出題者のさじ加減がここに現れるのも、未来予測の面白いところですね。

 ※2026/01/21追記
 ※2024/10/12追記
 ※2023/07/03修正
 ※2023/07/01公開

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