
こんにちは!未来ヨムです。今日も一緒に楽しく未来を予知っていきましょう!
小学校の掃除の時間、雑巾を持って廊下を端から端まで走ったこと、ありませんか。あのとき誰が速かったかなんて、たぶん誰も覚えていないですよね。
ところが日本には、その速さを1/100秒まで計って記録に残している大会があります。愛媛県西予市の宇和米博物館——もとは1928年に建てられた宇和町小学校の第1校舎です——で毎年開かれている「雑巾がけレースZ-1グランプリ in せいよ」。現存する木造校舎では日本一長いとされる109mの廊下が、そのまま競技場になります。
ただ、いきなり細かいことを言うようですが、選手が走るのは109mではありません。大会要綱にはこう書かれています。「米博物館の109mの木造廊下を競技場とし、100m雑巾がけのレース」。計測されるのは100mで、残りの9mは止まるための距離なんです。
2026年10月11日(日)、この大会が開かれます。2004年の第1回から数えて、20回目。今回みなさんに予知っていただくのは、この日、全8部門を通していちばん速かったタイムです。さあ、一緒に考えていきましょう!
「Z-1グランプリ」ってどんな大会?
町並み博の自主企画から、20回目へ
始まりは2004年。『えひめ町並み博』というイベントに合わせて、旧・宇和町商工会青年部(いまの西予市商工会青年部宇和支部)が自主企画として立ち上げました。初年度は年に5回、その後は年1回のペース。いまも主催は西予市商工会青年部で、町の人たちの手で20年以上続いています。
その「20回目」の数え方も書いておきますね。愛媛新聞が2013年大会を「第10回」と伝えていて、第1回は2004年。ここから素直に数えると2017年が第14回。そのあと、
- 2018年:西日本豪雨の影響で、会場の安全に配慮して中止
- 2020年:新型コロナの影響で全面中止
- 2021年:市の小学校陸上記録会の上位者に限った特別大会として開催(公式の歴代記録にも載っていません)
この3年が空くので、2019年=15回目、2022年=16、2023年=17、2024年=18、2025年=19、そして2026年で20回目。歴代記録に並ぶ年数が19年ぶんなのとも、ぴったり合います。
「壁から始まって、壁で終わる」競技
ルールがなかなか独特です。公式に決められているのはこのあたり。
- レースは公式雑巾を使い、から拭きで行う
- スタートは、片足を壁につけた状態でスターターの合図を待つ
- ゴールは、雑巾が壁についた時点
- フライング3回で失格
- 悪質な進路妨害などは、主催者判断で失格
スタートもゴールも壁。廊下で競技をやるからこその判定方式ですよね。しかもから拭きなので、濡れ雑巾のように滑らせて進むことはできません。取材記事によれば、さきほどの残り9mは緩衝帯。つまり止まるために9mも要るということで、全力で100m進んだ体がどれだけの勢いで壁に迫ってくるか——想像するとちょっとドキドキしますね。
2026年は、8つの部門で争われます
今年の要綱に載っている部門はこちらです。
| 部門 | 条件 |
|---|---|
| 小学生低学年の部 | 3年生以下(未就学児を含む) |
| 小学生高学年の部 | 4年生以上 |
| マスターズの部 | 60歳以上(2026年新設) |
| 親子ダブルス | 少なくとも1名は小学生以下 |
| 混合ダブルス | 男女ペア |
| 女子の部 | |
| 男子の部 | |
| アスリートの部 | 出場歴があり、25秒以内の実績がある方(男女は問わない) |
注目してほしいのは、いちばん下のアスリートの部。「出場歴があり、25秒以内の実績がある方」という参加資格が付いた、要するに速い人だけを集めた部門です。しかも要綱にはこうあります。「基本的に各組2名ずつレースを行います。アスリートの部では1名ずつレースを行います」。つまりこの部門だけ、隣を走る相手がいない。進路がぶつかることも、相手の勢いに惑わされることもありません。記録を狙うには、いちばん良い条件なんですね。
定員は先着200名、部門ごとの定員はなし。参加料は1人1,000円で、申込は7月21日から9月11日までとすでに締め切られています。今年あの廊下に立つ顔ぶれはもう決まっている——でも、その人たちが何秒で走るかは、まだ誰も知らない。予言テストにはうってつけの状況です。
「歴代記録」の欄に、ちょっとした仕掛けがあります
ここからが、今回の問題のいちばん大事なところです。
公式サイトの「歴代記録」ページには、2004年からの記録が1年に1件ずつ並んでいます。その見出しは「一般男子の部」。ふつうに読めば「毎年の一般男子の部の優勝タイム」だと思いますよね。ところが、部門別の記録が公開されている6大会(2017・2019・2022・2023・2024・2025年)を全部照合してみると、こうなりました。
| 大会年 | 歴代記録欄の値 | その年の最速を出した部門 | 一般男子/男子の部の1位 |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 18秒3 | 一般男子の部 | 18秒3 |
| 2019年 | 17秒38 | 一般男子の部 | 17秒38 |
| 2022年 | 17秒56 | マスターズの部 | 17秒85 |
| 2023年 | 15秒23 | 一般男子の部 | 15秒23 |
| 2024年 | 17秒32 | アスリートの部 | 20秒45 |
| 2025年 | 17秒20 | アスリートの部 | 20秒91 |
6大会すべてで、歴代記録欄の値は「その年に全部門を通していちばん速かったタイム」と一致し、例外は0件。そして6大会のうち3大会では、それは一般男子/男子の部の1位ではありませんでした。
とくに大きいのが、2024年に「アスリートの部」ができたこと。それまで一般男子の部にいた速い人たちがそちらへ移ったので、男子の部の1位タイムは2024年20秒45、2025年20秒91と20秒台になりました。男子の部が遅くなったのではなく、速い人が別の部屋に移っただけなんです。
だから今回の予言テストは、部門を指定しません。聞くのは**「この日、いちばん速かった1本は何秒だったか」**。判定も「公式サイトに載る全部門のタイムのうち、いちばん小さい値」と決めておきます(詳しくは記事の最後に)。実は昨年も未来ヨムはこの大会を出題しているのですが、そのときは「男子の部の優勝タイム」という聞き方でした。それだと歴代記録欄と読み方が割れてしまう——今年はそこを直しての再挑戦です。
19大会ぶんの記録を、並べてみましょう
では、実際にどんなタイムが出てきたのか。公式の歴代記録から、19大会ぶんを全部並べます。
| 大会年 | この日の最速タイム |
|---|---|
| 2004年 | 20秒51 |
| 2005年 | 19秒90 |
| 2006年 | 18秒38 |
| 2007年 | 18秒51 |
| 2008年 | 18秒29 |
| 2009年 | 19秒23 |
| 2010年 | 18秒23 |
| 2011年 | 18秒49 |
| 2012年 | 18秒19 |
| 2013年 | 18秒24 |
| 2014年 | 17秒62 |
| 2015年 | 17秒44 |
| 2016年 | 17秒78 |
| 2017年 | 18秒3 |
| 2019年 | 17秒38 |
| 2022年 | 17秒56 |
| 2023年 | 15秒23 |
| 2024年 | 17秒32 |
| 2025年 | 17秒20 |
(2017年だけ1/10秒までの表記です。2018年・2020年・2021年が無いのは、さきほどの中止・特別大会の年にあたるためです。)
読みどころを3つ挙げますね。
ひとつめ。18秒の壁を初めて破ったのは2014年(17秒62)でした。2006年から2013年までの8大会は、2009年(19秒23)をのぞいてすべて18秒台。第1回から10年、11回目の大会で記録が17秒台に入ったんです。
ふたつめ。17秒を切ったのは、19大会で2023年の1回だけ。しかもその15秒23は、直前の最速だった2019年の17秒38を2秒15も縮めるタイムでした。日本記録認定協会も「雑巾がけ日本最速タイム」として認定しています。驚くのは同じ大会の中の差で、この年同じ一般男子の部の2位は19秒71。1位との間に4秒48も開いていました。部門をまたいで見ても、この日2番目に速かったのはマスターズの部の16秒96で、それでも1秒73差。1人だけ別の競技をやっていたような数字です。
みっつめ。18秒台が出たのは2017年が最後。2019年以降の5大会は、17秒台が4回と2023年の15秒台が1回で、もう18秒台には戻っていません。
外れ値を外すと、きれいに縮んでいます
ここで、2023年の15秒23をいったん脇に置いてみます。あの1本は明らかに別格で、傾向を読む材料としては扱いにくいからです。残る直近3大会を開催回数の順に並べると——16回目(2022年)17秒56、18回目(2024年)17秒32、19回目(2025年)17秒20。
16回目から18回目までは2大会ぶんで0.24秒の短縮、18回目から19回目は1大会で0.12秒の短縮。つまり1大会あたり −0.12秒が、2区間続けてぴたりと一致します。このペースをそのまま延ばすと、20回目にあたる2026年は17秒08前後。
……とはいえ、正直に書いておきますね。これは3点しか使っていない当てはめで、しかも1点(2023年)を意図的に外した数字です。記録の短縮は階段状に進むことも多いので、そのまま当たるとは考えずらい。それでも、答えを考える材料にはなるはずです。
結果が確定するのは、10月11日(日)の午後!
当日は受付が8時30分から9時30分(時間厳守)、開会式が9時30分、そして競技開始が10時。イベント全体は15時までで、同じ日に宇和米博物館と共同の地元特産品の販売イベントも開かれます。
最速タイムはここ2大会ともアスリートの部から出ているので、答えが見えてくるのは大会の終盤でしょう。記録はそのあと、公式サイトの「2026年大会」のページに部門別1〜5位が掲載され、歴代記録のページにも追記されます。
今回の締切は10月10日(土)23時59分。競技開始の前日です。ここで注意していただきたいのが、今年は開催日そのものが早まっていること。近年は2022年10月30日、2023年10月29日、2024年10月20日、2025年11月2日でしたが、2026年は10月11日。2022年以降ではいちばん早い日付です。「去年は11月だったから」で油断していると、うっかり締切を逃してしまうかもしれません。
選択肢をチェック!未来ヨムの予知(よ)みは?
今回の選択肢は、秒数を階段状に区切ったタイプです。帯の境目は、思いつきではなく記録に合わせて置きました。①と②の境が15秒23(2023年の大会記録)、③と④の境が17秒20(前回2025年の最速)。そして17秒台を4つの帯(③〜⑥)に細かく割って、15〜16秒台はまとめて②の1枠にしています。19大会のうち16秒台以下に入ったのは1回だけなので、こちらに枠を多く割いても仕方がないんですね。
19大会の最速タイムを、この帯に落とすとこうなります。①0件/②1件/③0件/④3件/⑤2件/⑥2件/⑦8件/⑧3件。では順番に見ていきましょう。
① 15秒22以下(大会記録・日本記録の更新) は、2023年の15秒23よりさらに速い領域。19大会で前例はありません。ただ、その2023年も前の記録を2秒以上縮めて突然現れたわけですから、「絶対に無い」とは言えない帯です。
② 15秒23〜16秒99 は、その2023年の15秒23が入る帯。19大会でたった1件ですが、夢の数字ではなく実際に出た数字だという点が大事です。しかもこの15秒23を出した選手は、7年前の2016年にも最速タイムの記録保持者として名前が載っている人でした。毎年出てくる常連ではなかった、というのがポイントですね。
③ 17秒00〜17秒19 は、前回の17秒20をわずかでも縮める帯です。19大会で前例は0件——ですが、さきほどの「1大会あたり−0.12秒」を延長すると17秒08前後で、ちょうどここに落ちます。過去に例がないのに理屈では有力、という不思議な帯ですね。
④ 17秒20〜17秒39 は、19大会で3件といちばん厚い帯。2019年の17秒38、2024年の17秒32、そして前回2025年の17秒20が、そろってここに入ります。直近の実力どおりに走ればこの範囲、という意味でいちばん素直な予想です。
⑤ 17秒40〜17秒59 には、2015年の17秒44と2022年の17秒56の2件。前回よりタイムが少しかかったときの受け皿で、当日の顔ぶれ次第では十分あり得ます。⑥ 17秒60〜17秒99 は2014年の17秒62と2016年の17秒78の2件で、2016年を最後にこの帯には入っていません。
⑦ 18秒00〜18秒99 は19大会で最多の8件ですが、その8件は2006年から2017年までに集中していて、2019年以降は1件もありません。「昔はここが定位置だった」帯です。⑧ 19秒00以上、その他 は2004年・2005年・2009年の3件で、2009年を最後に出ていない水準。あわせてこの枠は、大会が中止・延期になった場合や、記録が公表されなかった場合も受け止めます。
未来ヨムの予知(よ)みは、本命④・対抗③・押さえ⑤・穴②の4つ。④は前例がいちばん厚いこと、③は外れ値を除いた短縮ペースの延長がぴたりと落ちること、⑤はタイムがかかったときの自然な着地点であること、②は「別格の1本」が出たときの唯一の受け皿であること。今回は4つまで選べますから、前例の厚い帯を軸に、理屈の帯と上下の振れをそれぞれ押さえておく——これが素直な組み立てかなと思います。
まとめ
整理しますね。まず、走るのは109mではなく100m。109mは廊下の長さで、残りの9mは止まるための緩衝帯です。次に、公式の「歴代記録」に載るのは特定の部門の優勝タイムではなく、その日いちばん速かった1本だということ(照合できた6大会で例外なし)。そして、19大会で17秒を切ったのは2023年の1回だけで、外れ値を除いた直近3大会は1大会あたり0.12秒ずつ縮んでいる、ということ。
磨き上げられた木の廊下を、雑巾1枚で100m。20回目の秋に生まれる数字は、いったいいくつになるのでしょう。あなたの予知(よ)みを、ぜひ聞かせてください!
判定方法
2026年10月11日の大会で計測されたタイムのうち、全8部門を通していちばん速いものをもとに判定します。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!
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