
こんにちは!今日も楽しく未来を予測していきたいと思います!
地上は「危険な暑さ」、そのとき山頂は
毎日のようにテレビから「危険な暑さ」「熱中症に警戒」という言葉が流れてくるこの季節。でも、同じ日本の同じ時刻に、上着なしでは震えてしまう場所があるって想像したことはありますか?
それが、日本一高い山・富士山の頂上です。標高3,776mの山頂付近には気象庁の観測所があって、下界が40℃に迫るような日でも、お昼の気温はたいてい10℃前後。東京の1月の日中(平年値9.8℃)と同じくらいの世界が、真夏の日本にちゃんとあるんですね。
8月11日は国民の祝日「山の日」。せっかくの記念日ですから、その日のお昼ちょうど、"日本一高い場所"が何℃になっているのかを、みなさんで予言してみましょう!
そもそも「山の日」ってどんな日?
内閣府の「国民の祝日について」によれば、山の日は8月11日で、その趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こと。2026年の8月にある国民の祝日は、この山の日ただ一つです。今年は火曜日にあたるので、月曜を休めば4連休、という方も多いかもしれませんね。
主役は「1932年から見つめ続ける観測所」
さて、今回の予言テストの主役は富士山の観測所です。気象庁の観測地点「富士山(静岡県)」は観測所の標高が3,775.1m。統計は1932年7月から続いていて、かつては人が常駐する測候所でしたが、現在は無人の自動観測に切り替わり、それでも1時間ごとの気温を淡々と記録し続けています。
この観測所が刻んだ日最高気温の歴代1位は、17.8℃(1942年8月13日)。5位でも16.8℃(1978年8月27日)です。94年ぶんの夏を並べても、山頂は18℃に届いたことがない——これはなかなかシビれる事実だと思いませんか?
落とし穴は「正午=いちばん暑い時刻ではない」こと
ここが今回いちばんの考えどころです。地上の感覚だと「お昼どき=暑さのピーク」ですが、山頂ではそうとは限りません。気象庁の時別値と日ごとの値を突き合わせると、こんな具合です。
- 2019年8月11日:12時は10.6℃、その日の最高は14.2℃(15時ごろ)
- 2023年8月11日:12時は10.9℃、その日の最高は11.5℃
- 2024年8月11日:12時は13.8℃、その日の最高は14.1℃
同じ「8月11日」でも、正午のあとにぐんと伸びる年もあれば、ほぼ頭打ちの年もある。つまり「日最高気温の感覚」で上の枠に賭けると、ちょっと高く見積もりすぎることになりそうです。
では、肝心の正午の実測はどうだったのか。直近10年を並べてみましょう。
| 年 | 8月11日12時の気温 |
|---|---|
| 2016年 | 7.3℃ |
| 2017年 | 11.1℃ |
| 2018年 | 8.9℃ |
| 2019年 | 10.6℃ |
| 2020年 | 11.1℃ |
| 2021年 | 8.0℃ |
| 2022年 | 10.8℃ |
| 2023年 | 10.9℃ |
| 2024年 | 13.8℃ |
| 2025年 | 8.7℃ |
10回の平均は10.12℃、中央値は10.7℃。いちばん低い2016年で7.3℃、いちばん高い2024年で13.8℃と、その差は6.5℃もあります。
今年ならではの予言の材料
さて、今年の材料です。まず気をつけたい落とし穴から。正午の気温で7月1〜24日を平均すると、2024年が7.08℃、2025年が9.46℃、そして2026年が9.24℃。今年は2025年並みで、2024年よりはずっと暖かい——のですが、肝心の8月11日12時を見ると、7月がいちばん低かった2024年こそが13.8℃で直近10年の最高値でした。7月の暖かさは、8月11日の答えをまったく教えてくれないのです。
いっぽうで、上振れの根拠もあります。7月18〜24日の正午の平均は10.93℃で、8月11日12時の10年平均10.1℃をすでに上回っています。気象庁が7月21日に発表した3か月予報でも、8月の東日本は「平年より高い」見通し。強気に振ってよい理由も、ちゃんとあるんですね。
有力候補を3つ、絞り込んでみましょう
③ 9.5℃〜10.9℃:10年平均10.12℃と中央値10.7℃をまるごと含む、ど真ん中の本命帯です。2019年・2022年・2023年の3回が該当していて、分布の重心はここにあります。
④ 11.0℃〜12.4℃:2017年11.1℃、2020年11.1℃の2回が該当した帯。直近1週間の正午平均10.93℃と、8月の高温予報を素直に上乗せするなら、ここが対抗になります。
② 8.0℃〜9.4℃:2018年8.9℃、2021年8.0℃、2025年8.7℃と、的中回数では③と並ぶ3回。曇りや弱い寒気で山頂が伸びなかった年に必ず顔を出す、堅実な押さえの枠です。
残りの選択肢も整理しておきますね。⑤(12.5〜13.9℃)は2024年型の"当たり年"に出る伏兵で、直近10年では1回だけ。①(7.9℃以下)は台風接近や上空の寒気で荒れた場合の伏兵で、2016年の7.3℃が該当します。⑥(14.0〜15.9℃)は、直近10年の8月11日では日最高気温ですら14.2℃止まりだった水準が、正午の時点で出るということ。⑦(16.0℃以上)にいたっては日最高気温の歴代5位が16.8℃ですから、正午でトップ5級という相当な異常値です。どちらもロマン枠ですね。そして⑧は、機器の不具合などで8月11日12時の気温そのものが確定しなかった場合の受け皿です。
まとめ
今回のポイントは二つ。「正午は必ずしもその日いちばん暑い時刻ではない」ことと、「7月がどれだけ暖かくても8月11日の答えにはならない」ことでした。日本一高い場所のお昼を想像しながら過ごす山の日、ちょっと楽しくなりそうじゃありませんか?
さあ、あなたは①〜⑧のどれに賭けますか。答えは8月12日、気象庁のデータが教えてくれます。
※本記事は2026年7月25日時点で公表されている情報にもとづいています。
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判定方法
当日の気温を元に判定します。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!


