
受賞実績で選んだ7品と、1位を2回取った醤油ブランドの”3本目”
はじめに:同じブランドの醤油が、2回も日本一
こんにちは、未来ヨムです!今日も一緒に未来を予知っていきましょう。
今回のテーマは、11月3日の「調味料の日」を記念して毎年開かれている**「調味料選手権」。全国のこだわり調味料が味とアイデアを競う品評会で、2026年で17回目を迎えます。今年は全国から182品がエントリーし、最終審査に進んだのは54品**。この中から、総合1位の”No.1調味料”が**2026年10月20日(火)**に発表されます。
調べていて、思わず声が出た事実があります。2019年と2024年、同じ「空知舎(そらちや)」というブランドの醤油が、2回も総合1位を取っているんです。1回目は雲丹醤油、2回目はいくら醤油。そして今年の54品の中に、その3本目になりそうな醤油が入っています。ただし——出品者の名前が、前とは違うんです。
しかもこの問題、出題の時点では最終審査がまだ始まっていません。答えはまだ、この世のどこにもない。正真正銘の未来クイズです!
調味料選手権ってどんな大会?
調味料選手権は2010年にスタートした品評会で、事務局は日本野菜ソムリエ協会に置かれています。部門は18。しょうゆ・みそ・酢・塩といった基本の調味料から、ドレッシング、スパイス、ご飯のおとも、パンのおとも、ご当地、世界の調味料まで、「かけるもの・のせるもの」がほぼ全部そろっています。
審査は2段階です。
- 一次審査:バイヤー、シェフ、調味料ソムリエ、野菜ソムリエなど食の専門家が、エントリー全品を試食。味だけでなく、商品の背景・パッケージ・価格・「買いたいか」まで総合的に採点します。
- 最終審査会:最終審査に進んだ商品が会場に並び、来場者の試食・投票による採点、同時に開かれる販売会での販売実績、そして一次審査の得点を集計して、総合1位〜3位と部門賞が決まります。
つまり総合1位は、専門家の舌・お客さんの1票・実際に売れた数の3つを総合して決まります。どれをどのくらいの重さで数えるか(配点の比率)は公表されていないので、「試食で選ばれやすい味」と「売り場で手に取られやすい商品」のどちらが効くのかも、予知りどころのひとつです。
そして今年は、舞台が変わります。最終審査会の会場は、2022年から2025年まで大阪の阪神梅田本店でしたが、今年は東京・神楽坂のAKOMEYA TOKYO in la kagū。東京での開催は、2021年の東急プラザ銀座以来5年ぶりです。販売実績が点数に入る大会なので、売り場とお客さんが変わるのは見逃せないポイントです。
数字も見ておきましょう。去年(第16回)はエントリー264品から55品が最終審査に進みました。今年はエントリー182品から一次審査を通過した52品に、今年8月に初めて開かれた**「調味料選手権 函館大会2026」で最高金賞と日本野菜ソムリエ協会賞に選ばれた2品が加わって、最終審査は54品**。函館の2品は、函館大会での受賞によって最終審査会へ進んだ”特別枠”なんです(182品のエントリー一覧には載っていない、別ルートの2品です)。
歴代の総合1位を並べてみよう
公式サイトから結果をたどれる範囲で、総合1〜3位が出てくるのは2018年(第9回)からです(2016・2017年は部門ごとの最優秀賞だけでした)。その8回の総合1位がこちら。
| 年 | 総合1位 | 前年までに総合3位以内の実績 |
|---|---|---|
| 2018年 | GOLDEN MUSTARD | —(総合順位の初年) |
| 2019年 | 雲丹醤油(空知舎) | なし |
| 2020年 | LOVEPAKU | なし |
| 2021年 | くんせいナッツドレッシング | なし |
| 2022年 | ほりにしブラック | あり(2021年2位「ほりにし」) |
| 2023年 | マッシュルームイチバン | あり(2022年2位「ネギイチバン」/同じ風土食房) |
| 2024年 | 空知舎 いくら醤油 | あり(2019年1位「雲丹醤油」/同じ空知舎) |
| 2025年 | 京のお野菜じゃむ さつまいも | なし |
ここから読めることは3つ。
- 前年2位のブランドが、翌年1位になった例が2回ある(ほりにし、風土食房)。
- 空知舎は1位を2回。 5年あけての返り咲きです。
- 2022〜2024年は3年連続で「表彰台経験ブランド」が1位。でも2025年は、2023・2024年の調味料選手権の受賞一覧にも、パンのおとも選手権の受賞一覧にも名前が見当たらないメーカーのジャムが、いきなり頂点に立ちました。
「常連が強い」と「新顔が突き抜ける」、この2つの流れが交互に来ているのが、調味料選手権なんです。しかも、表彰台の常連だからといって頂点に届くとは限りません。2018年に1位だったGOLDEN MUSTARD(ゴールデンマスタード)は翌2019年は2位、「松川浦かけるあおさ」シリーズのマルリフーズは2023年・2024年と2年続けて2位でした。
結果が確定するのはいつ?
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 10月12日(月・祝) | 出題 |
| 10月14日(水)〜18日(日) | 最終審査会(試食・投票・販売) |
| 10月19日(月) 23:59 | 回答締切 |
| 10月20日(火) 午後予定 | 結果発表・授与式 |
公式のQ&Aによると、販売の点数に入るのは14日〜18日の5日分。20日にも販売はありますが、その日の売り上げは審査に含まれません。去年は最終審査会の最終日(10月19日)の15時から、同じ会場で結果発表会を開いていましたが、今年は審査が終わってから発表まで1日あいています。未来クイズの締切はそのあいだ、19日の夜です。
ちなみに最終審査会の5日間は、会場で54品の実物を見ることができます。「どれが手に取られているかな?」と売り場の空気を感じてから予知る、なんて楽しみ方もできる珍しい問題です。※会場での投票やお買い物は、純粋に「おいしい!」と思った調味料にどうぞ。
選択肢はこうやって作りました
54品から7つを選ぶにあたって、私の好みは入れていません。使った基準は2つだけです。
| 基準 | 中身 | 該当 |
|---|---|---|
| A | 2018〜2025年に総合3位以内に入ったことがあるブランドの商品 | 6品(①②③⑤⑥⑦) |
| B | 2024年・2025年の2年連続で部門最優秀賞を取ったメーカーの商品 | 1品(④) |
この2つを合わせると、ちょうど7品。並び順は、公式の一次審査通過一覧に載っている順番のままです(一覧は部門ごとに並んでいるので、番号に私の評価は出ていません)。
ここで1つ、大事な話を。基準Aを会社名だけで当てはめると、6品ではなく5品になってしまうんです。
- 空知舎:2019年と2024年の1位は「株式会社ロコファームビレッジ」の名前で出品されていました。ところが2025年からは、北海道千歳市で道の駅「サーモンパーク千歳」を運営する株式会社ムーバーの名前で空知舎の商品が出品されています(ムーバーが空知舎ブランドで雲丹醤油・いくら醤油を出していることは、今年3月のラジオ番組の紹介でも確認できます)。今年の一次通過一覧の商品名は「帆立醤油」だけですが、道の駅の公式通販では**「空知舎 帆立醤油」**として、いくら醤油・雲丹醤油と並んで売られています。
- ほりにし:2022年の1位は「Orange アウトドアショップ」の名前で出品されていましたが、Orangeは株式会社ミモナが運営するアウトドアショップで、ほりにしはここから生まれたスパイスです。
会社名だけで線を引いていたら、2回も1位を取ったブランドを選択肢から落とすところでした。
では、この基準は過去に当たっていたのか。「総合1位が、前年までに表彰台に立ったブランドだったか」を2019〜2025年に当てはめると、7回中3回。直近4回に限れば4回中3回です。
注目の候補をチェック!
⑥帆立醤油——空知舎の”海鮮醤油”、3本目
2019年の雲丹醤油、2024年のいくら醤油。空知舎の1位はどちらも**「北海道の海の幸×醤油」**でした。今年の帆立醤油は、北海道・噴火湾産のホタテに白醤油とバターを合わせたもの(道の駅の通販の商品説明より)。去年もムーバーの名前で出した「空知舎 かにつゆ」が出汁部門の最優秀賞を取っていて、ブランドの勢いは健在です。今年ムーバーがエントリーしたのは、帆立醤油と「塗るいくら醤油」の2品。最終審査に進んだのは帆立醤油でした。雲丹・いくらに続く”3本目”が同じ道をたどるのか、いちばん気になる一本です。
⑤アウトドアスパイス ほりにしニューレモン——前年2位から頂点に立ったブランド
「ほりにし」は2021年に2位、翌2022年に「ほりにしブラック」で1位。その後も2024年に入賞、2025年には「ほりにし監修ホリネーズワサビ」が辛味部門の最優秀賞。公表されている受賞一覧では、2021・2022・2024・2025年の4回に名前があります。ニューレモンは、2023年に限定販売されたレモン風味を進化させた新しい定番フレーバーで、発売日は2026年8月21日。これ、延長された今年のエントリー期限(8月21日17時)と同じ日なんです。累計出荷1,328万本の知名度は、東京の販売会でも大きな武器になりそうです。
③菰田欣也監修 極上甘海老醤——表彰台と部門賞の常連
千葉県の風土食房は、2022年に「ネギイチバン」で2位、2023年に「マッシュルームイチバン」で1位、2025年は「白樺派のひとさじキーマカレー」でご飯のおとも部門の最優秀賞。2022〜2025年の4回のうち3回で、表彰台か部門最優秀賞に名前がある安定感は、54品の中でも指折りです。今年は中国料理のシェフが監修した甘海老の醤で、辛味部門からの挑戦です。
①水を少しも使っていない豆乳マヨごまドレッシング——前回の表彰台に立ったメーカーで、唯一の再挑戦
群馬県の春乃屋は、去年「水を少しも使っていない新しょうがドレッシング」で総合3位&ドレッシング部門の最優秀賞。2024年の第2回ドレッシング選手権では最高金賞も取っています。実は、去年の1位・2位のメーカーは今年のエントリー182品の一覧に名前がありません。前回の表彰台3社のうち、今年の54品に残ったのは春乃屋だけ。3位から一気に頂点へ、という物語は十分ありえます。
残りの3品も短く紹介しますね。
- ②葵ノ頂 静岡本わさび(静岡県・田丸屋本店):2022年に「WASABBQ 太陽と青空のわさび」で総合3位。今年はわさびの商品を3品エントリーして、本わさびが辛味部門で通過しました。
- ④生胡椒の塩漬け~ガーリックオイル仕立て~(広島県・AKO):生胡椒の塩漬けシリーズで、2023年の審査員特別賞、2024年・2025年は2年連続で世界の調味料部門の最優秀賞。今年も同じ部門に新しい仕立てで挑みます。
- ⑦大人の地がらしみそ(大阪府・大源味噌):2024年に「カレーみそ」で総合3位&みそ部門の最優秀賞。今年はからしを効かせたみそで再び表彰台を狙います。
⑧その他も、本命の一角です
ここは正直に言っておきます。さっきの表のとおり、⑧の形(表彰台経験のないブランドが1位)は、過去7回のうち4回。表彰台経験ブランドが1位になった3回より、起きている回数が多いんです。
⑧に入る54品の中にも、気になる顔ぶれがいます。
- きんき魚醤入り真昆布だし(北海道・ヤマチュウ食品):今年初開催の函館大会で最高金賞。今年すでに1つ頂点を取っている”特別枠”です。
- 鶴味噌醸造(福岡県):みそ部門の最優秀賞を2023年と2025年に受賞し、あいだの2024年も審査員特別賞で、3年連続の受賞です。今年は「お味噌で野菜日和」と「燻(IBUSHI)味噌マスタードドレッシング」の2品が通過しています。
- 2024年の部門最優秀賞メーカー(ご飯のおとものシャッツフードカンパニー、ドレッシングのハンバーグGOSOU、出汁のPLUSワンなど)や、2025年の部門最優秀賞メーカー(スパイスの飯盛グリーン開発、塩の尾鷲しお学舎)も、今年の54品に残っています。
そして去年のジャムのように、直近の受賞一覧に名前が見当たらないメーカーが、いきなり1位になることもある。この予言テストは4つまで選べるので、⑧を1枠に置いて、残り3枠を①〜⑦から選ぶのが、確率の上では素直な組み方かな。
まとめ
第17回調味料選手権の総合1位は、専門家の一次得点・会場の試食投票・5日間の販売実績を総合して決まり(配点の比率は非公表)、2022〜2024年は3年連続で「表彰台経験ブランド」が頂点に立ちました。今年は1位を2回取った空知舎の帆立醤油、前年2位から1位に駆け上がったほりにしの新作、2023年1位の風土食房、前回3位の春乃屋がそろって最終審査会へ。いっぽうで去年のように新顔が突き抜ける年も多く、⑧は過去7回中4回の形です。常連の再登板か、新しいスターの誕生か——みなさんはどの調味料が”今年のNo.1”に輝くと予知りますか? 10月20日(火)の午後、一緒に答え合わせしましょう!
判定方法
日本野菜ソムリエ協会の調味料選手権事務局が発表する「第17回調味料選手権2026」の「総合1位」の商品で判定します(公式サイトの受賞結果ページ、またはニュースリリース)。
- 判定対象は総合1位のみです。総合2位・3位、各部門の最優秀賞、地域の味ベスト賞・審査員特別賞・入賞などの他の賞、「調味料選手権 函館大会2026」の賞は対象外です。
- 総合1位が2品以上発表された場合は、該当するすべての選択肢を正解とします。①〜⑦にない商品が含まれる場合は⑧も正解です。
- 総合1位が発表されない場合・選手権が中止になった場合は、⑧その他とします。
※選択肢の商品名・メーカー名・都道府県は、公式の「第17回調味料選手権2026 一次審査通過商品」一覧(2026年9月10日公開)の表記どおりです。歴代の順位と部門賞は、公式サイトの各年の結果ページとニュースリリース(2018〜2025年)に基づきます。総合順位を確認できるのは2018年からで、2016・2017年は部門別の賞のみでした。
※最終審査会の採点方法・日程は、公式特設ページと「第17回調味料選手権2026 Q&A」(2026年7月24日追加情報を含む版)に基づきます。
※本記事では、商品名に含まれるものを除き、各メーカーの代表者や開発者などの個人名は記載していません。
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