【Q.01965】 8/21(水)～23(金)にフィンランドで開催されるエアギター世界選手権。優勝者の出身国は？

2024.08.02 2024.07.23

@dayeveryfuture

　こんにちは！今日も楽しく未来を予測していきたいと思います！

　想像してみてください。ステージの上で、観客の熱気に包まれながら、見えないギターを手に、全身全霊でパフォーマンスを繰り広げる姿を。これこそが「エアギター」の世界です。

空想の楽器で新たな世界一は誰の手に？

　エアギターとは何か

　エアギターとは、実際の楽器を使用せずに、空中で演奏するようなジェスチャーを行うパフォーマンスのことです。小中学校の掃除の時間、ほうきをギターに見立ててワンマンライブを行った心当たりのある人もいるのではないですか？（そして先生に注意されるまでがワンセット）
　しかし、エアギターは単なる遊びではありません。それは情熱、創造性、そしてロックンロールの精神を体現する芸術形態なのです。

　世界選手権の歴史

　エアギター世界選手権は、1996年にフィンランドの南部で若者たちの間で行われていたストリート・イベントが起源となっています。メディアの注目を集めたこのイベントは、瞬く間に人気を博し、国際的な大会へと発展しました。

　2006年には、日本のお笑いコンビ・ダイノジの大地洋輔さんが世界チャンピオンに輝き、日本国内でも大きな話題となりました。この出来事は、エアギターが単なる遊びではなく、真剣に取り組む価値のあるパフォーマンス芸術であることを多くの人々に認識させる契機となりました。

　現在、エアギター世界選手権は毎年８月にフィンランドのオウル市で開催され、世界中から熱狂的なファンと参加者を集めています。予選を勝ち抜いた各国代表や、大会前日に行われる「ダークホース」と呼ばれる世界最終予選を突破した挑戦者たちが、世界一の座をかけて熱い戦いを繰り広げます。

　この大会は単なる競技ではありません。それは音楽への愛、創造性の解放、そして国境を越えた友好の祭典なのです。参加者たちは60秒間のパフォーマンスで、技術、カリスマ性、そして「エアネス（架空性）」を競い合います。

　エアギター世界選手権は、私たちに想像力の力と、音楽が持つ普遍的な魅力を再認識させてくれる、唯一無二の夏の風物詩となっているのです。

2024年エアギター世界選手権の詳細

　開催日程と場所

　今年（2024年）のエアギター世界選手権は、8月21日（水）から23日（金）までの3日間、フィンランドのオウル市で開催されます。オウル市は「北欧のシリコンバレー」と呼ばれる技術革新の中心地であり、同時に音楽とアートの街としても知られています。この独特な雰囲気がエアギター世界選手権の舞台にふさわしい魅力を醸し出しています。

　大会は通常、以下のようなスケジュールで進行します：
　１日目（８月21日）：エアエンタシオン（参加者による親睦会のようなもの）
　２日目（８月22日）：ダークホース予選（各国予選敗退者および、加盟国以外の希望者により行われる最終予選）
　３日目（８月23日）：ファイナル（決勝戦）

　参加国と注目選手

　エアギター世界選手権には、毎年20カ国以上から熱心な参加者が集まります。2024年の大会も、世界中からエアギターの達人たちが集結すると予想されています。特に注目される国と選手には以下のようなものがあります：

　フィンランド：開催国として毎年強豪を輩出しています。地元の応援を受けて、優勝を狙う選手が現れるかもしれません。
　アメリカ：エアギターの人気が高く、過去に何度も優勝者を出しています。ロックの本場からどんな選手が登場するか注目です。
　フランス：近年、独創的なパフォーマンスで観客を魅了する選手が増えています。芸術の国ならではの表現力に期待が集まっています。
　ドイツ：精密な技術と情熱的なパフォーマンスで知られるドイツの選手たち。今年も強豪としての地位を維持できるでしょうか。
　日本（※）：2023年に名倉七海選手が3度目の世界制覇を達成し、日本のエアギター界は絶好調です。2024年は新たな日本代表が、この勢いを引き継ぐことができるかが焦点となります。

　また、ダークホース予選からも毎年驚くべき才能が発掘されます。世界中のアマチュア選手が集まるこの予選は、まさに伏兵が現れる可能性を秘めた混沌の舞台です。
　※今年の日本の国内予選（日本大会）は円安の影響により中止。ただし、公式発表（NEWS）によると、ダークホース予選には日本からのエントリーがあるようです

　2024年の大会では、これらの国々からどのような選手が登場し、どんなパフォーマンスを披露するのか。エアギターファンの心を掴むのは果たして誰なのか。大会が近づくにつれ、世界中のファンの期待と興奮は高まっていくことでしょう。

優勝国予想：過去の傾向と今年の展望

　歴代優勝国の分析
　エアギター世界選手権の歴史を振り返ると、いくつかの国が特に強い傾向を示しています。

　アメリカ：エアギター発祥の地ともいえるロックンロールの本場として、多くの優勝者を輩出しています。
　フィンランド：開催国として、地元の応援を受けて好成績を収めています。大会の雰囲気や環境に慣れている利点も大きいでしょう。
　日本：2006年の大地洋輔選手の優勝を皮切りに、近年では名倉七海選手が3度の優勝を果たすなど、もはや強豪国の一角と言って差し支えないでしょう。
　フランス：芸術性の高いパフォーマンスで知られ、2009年と2010年に連続優勝を果たしています。
　ロシア：2015年に優勝を果たして以来、常に上位に食い込む実力を見せています。

今年の展望
2024年の大会は、これまで以上に激戦が予想されます。

　アメリカ：ここ数年優勝から遠ざかっているだけに、巻き返しを図る可能性が高いでしょう。
　フィンランド：地元開催の利点を生かし、久々の優勝を狙うでしょう。国を挙げての応援が選手を後押しする可能性があります。
　日本：ダークホース予選に乗り込む選手がいるなど、熱意があり、日本の連覇への期待が高まっています。
　ダークホース：毎年、予想外の国から優勝者が出ることもあります。例えば、近年台頭が著しい台湾や、独自の音楽文化を持つアイルランドなどにも注目が集まっています。

　最終的には、技術、オリジナリティ、そして「エアネス」の要素をバランス良く兼ね備えたパフォーマンスを披露した選手が優勝を勝ち取ることになるでしょう。2024年の大会がどのような結果になるか、世界中のエアギターファンが固唾を呑んで見守っています。

エアギター世界選手権を楽しむために

　エアギター世界選手権を楽しむ方法はいくつかあります。以下に主な方法と情報源をご紹介します。

　公式ウェブサイト：
　大会の公式サイトでは、最新のスケジュール、参加者情報、ルール説明などが掲載されています。大会前後には、ハイライト動画や結果速報も公開される可能性が高いでしょう。

　ライブストリーミング：
　近年では、決勝戦を中心にインターネットでのライブ配信が行われることがあります。YouTube等の動画プラットフォームや、大会公式サイトをチェックしてみましょう。

　SNS：
　Twitter（現X）、Instagram、Facebook等のSNSで、公式アカウントをフォローすると、より詳細な情報を得ることができます。

　日本エアギター協会：
　日本代表の情報や、国内での関連イベント情報を得るには、日本エアギター協会の公式サイトやSNSアカウントが役立ちます。

想像力と熱狂が生み出す世界規模のエンターテインメント

　エアギター世界選手権は、一見すると奇抜で滑稽なイベントに思えるかもしれません。しかし、その本質は人間の創造力と表現欲求の素晴らしい結晶といえるでしょう。

　この大会が長い間続き、世界中から熱狂的なファンを集める理由は何でしょうか。それは、エアギターが持つ独特の魅力にあります。実在しない楽器を演奏するという行為は、私たちの想像力を最大限に引き出します。それは、子供の頃に誰もが持っていた純粋な遊び心を呼び覚まし、大人になった今でも心の奥底に眠る創造性を解放してくれるのです。

　また、エアギターは音楽の普遍的な力を体現しています。言語や文化の壁を越えて、身体表現だけで音楽の喜びを共有できることは、まさに国際交流の理想形と言えるでしょう。

　さらに、エアギター世界選手権は、真剣さとユーモアのバランスが絶妙なイベントです。参加者たちは真剣そのものですが、観客も含めて誰もが笑顔になれる。そんな独特の雰囲気が、この大会の大きな魅力となっています。

　2024年８月、フィンランドのオウルで開催されるエアギター世界選手権。それは単なる競技大会ではありません。想像力と熱狂が融合した、唯一無二の世界規模のエンターテインメントなのです。世界中から集まった参加者たちが、見えないギターを手に、全身全霊でパフォーマンスを繰り広げる姿は、きっと私たちに新しい感動と驚きをもたらしてくれることでしょう。

　今年は誰が世界一の座に輝くのか。日本選手は昨年の快挙を再現できるのか。それとも、思いもよらぬダークホースが現れるのか。大会の行方から目が離せません。エアギター世界選手権2024年大会が、また新たな伝説を生み出す舞台となることを、世界中のファンが心待ちにしているのです。