
8年前と同じ街で、日本は金8個。今年はいくつ?
同じ街に、もう一度
やっほー! 未来ヨムです。今日も楽しく未来を予知っていきましょう。
2018年9月、アゼルバイジャンのバクーで世界柔道選手権が開かれました。このとき日本が獲った金メダルは8個。銀5個、銅4個を合わせて17個で、国別のメダル表でも1位でした。
そのバクーに、世界柔道が帰ってきます。2026年10月4日(日)から11日(日)まで、男子にとっては39回目、女子にとっては30回目の世界選手権。バクーでの開催は2018年に続いて2度目です。男女7階級ずつの個人戦に、最終日の男女混合団体戦を加えて、金メダルは全部で15個。日本は個人戦に、出場できる上限いっぱいの男女各9人=18人を送り込みます。
というわけで、未来ヨムからの出題はこちら。「10/4(日)〜11(日)開催、世界柔道選手権2026バクー。日本代表が獲得する金メダルの総数は?」。選択肢は①9個以上から⑦3個以下まで+⑧その他の8択で、4つまで選べます。締切は10月2日(金)23:59、答えが出そろうのは大会最終日です。
この記事では、大会の形 → 比べられる物差し → 過去8大会の数字 → 階級ごとの内訳 → 8つの選択肢、の順に見ていきますね。
15個の金メダルが、8日間で決まる
まず大会の形から。
会場はバクーのナショナル体操アリーナ。日程は1日ごとに男子1階級・女子1階級ずつという、とてもわかりやすい並びです。
| 日 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 10月4日(日) | 60kg級 | 48kg級 |
| 10月5日(月) | 66kg級 | 52kg級 |
| 10月6日(火) | 73kg級 | 57kg級 |
| 10月7日(水) | 81kg級 | 63kg級 |
| 10月8日(木) | 90kg級 | 70kg級 |
| 10月9日(金) | 100kg級 | 78kg級 |
| 10月10日(土) | 100kg超級 | 78kg超級 |
| 10月11日(日) | 男女混合団体戦(男女合同) | ← |
時間割も決まっていて、予選が現地11:00〜12:00ごろ、金メダルが決まるファイナルブロックは毎日いっせいに現地18:00から。バクーは日本より5時間遅いので、日本時間だと毎晩23:00からが「その日の金メダルが決まる時間」ということになります。
個人14+団体1で15。優勝賞金は個人が26,000ユーロ(うち5,200ユーロはコーチに渡ります)、団体は90,000ユーロ。大会全体の賞金総額は998,000ユーロです。
日本代表の顔ぶれも、もう決まっています。全日本柔道連盟が発表した18人はこちら。
| 階級 | 男子 | 階級 | 女子 |
|---|---|---|---|
| 60kg級 | 永山竜樹 | 48kg級 | 古賀若菜 |
| 66kg級 | 武岡毅/阿部一二三 | 52kg級 | 阿部詩 |
| 73kg級 | 田中龍雅 | 57kg級 | 大森朱莉/玉置桃 |
| 81kg級 | 老野祐平 | 63kg級 | 嘉重春樺 |
| 90kg級 | 村尾三四郎/田嶋剛希 | 70kg級 | 田中志歩 |
| 100kg級 | 新井道大 | 78kg級 | 池田紅 |
| 100kg超級 | 中野寛太 | 78kg超級 | 新井万央/素根輝 |
名前が2つ並んでいる階級が4つありますね。個人戦には「1つの階級に出せるのは1か国2人まで」「1か国の登録は男女それぞれ9人まで」という枠があって、日本は男子9人・女子9人と、きっちり上限いっぱいを使っています。2人を送り込んだのは男子66kg級・男子90kg級・女子57kg級・女子78kg超級の4階級。最終日の混合団体には、この18人に3人を加えた12人が別枠で登録されています(こちらも1か国12人が上限)。
ここで大事な注意をひとつ。2人出ても、その階級の金メダルは1個しかありません。 決勝で日本人同士が当たったとしても、増えるのは銀メダルのほうです。だから「18人だから最大18個」ではなく、上限はあくまで15個。
「15種目のうち何個」で比べられるのは、2017年から
では過去はどうだったのか——を調べるとき、ひとつ気をつけないといけないことがあります。この大会、種目の数が昔と違うんです。
男女混合団体戦が世界選手権に加わったのは2017年のブダペスト大会から。それ以前は個人14階級だけの年もあれば、無差別級を含めて16種目という年もありました。ちなみに日本の史上最多は2010年の東京大会で獲った金10個ですが、あれは無差別級を含む16種目での話。今の15種目とは分母が違います。
なので、この記事では2017年以降の8大会(2020年は開催なし)に絞って比べます。同じ15種目という物差しで並ぶのは、この8大会だけだからです。
| 大会 | 日本の金メダル |
|---|---|
| 2017年 ブダペスト | 8個 |
| 2018年 バクー | 8個 |
| 2019年 東京 | 5個 |
| 2021年 ブダペスト | 6個 |
| 2022年 タシケント | 6個 |
| 2023年 ドーハ | 6個 |
| 2024年 アブダビ | 4個 |
| 2025年 ブダペスト | 6個 |
平均すると6.125個。中央値も6個。そして8大会のうち4大会がちょうど6個——つまり半分の大会が6個に着地しています。いちばん多くて8個、いちばん少なくて4個。
この8大会を、今回の8つの枠に落とし込むとこうなります。
| 枠 | 該当した大会 | 回数 |
|---|---|---|
| ①9個以上 | — | 0回 |
| ②8個 | 2017年、2018年 | 2回 |
| ③7個 | — | 0回 |
| ④6個 | 2021年、2022年、2023年、2025年 | 4回 |
| ⑤5個 | 2019年 | 1回 |
| ⑥4個 | 2024年 | 1回 |
| ⑦3個以下 | — | 0回 |
もうひとつ、面白い切り方があります。五輪の年かどうかです。2021年(東京五輪の前月)と2024年(パリ五輪の2か月前)は6個と4個で、平均5.0個。それ以外の6大会は平均6.5個。2026年は五輪と五輪のちょうど谷間の年なので、後者の環境に近い、と考えるのが素直かなと思います。
どの階級で勝ってきたのか
合計値って、ぼんやり「だいたい6個」と眺めるより、階級ごとに積み上げてみるほうが面白いんです。さっきの8大会で、日本が金を獲った回数を階級別に数えてみました。
| 男子 | 回数 | 女子 | 回数 |
|---|---|---|---|
| 60kg級 | 4 | 48kg級 | 4 |
| 66kg級 | 8 | 52kg級 | 7 |
| 73kg級 | 2 | 57kg級 | 1 |
| 81kg級 | 0 | 63kg級 | 2 |
| 90kg級 | 2 | 70kg級 | 4 |
| 100kg級 | 1 | 78kg級 | 1 |
| 100kg超級 | 1 | 78kg超級 | 5 |
目を引くのは3つ。
ひとつめ、男子66kg級は8大会すべて日本が勝っています。阿部一二三選手から丸山城志郎選手へ、また阿部選手へ、そして田中龍馬選手、武岡毅選手へと受け渡されてきた、完全な定位置。今年はその武岡選手と阿部選手の2人が出ます。
ふたつめ、女子52kg級は8回中7回。逃したのは2024年の1回だけです。
みっつめは逆方向で、男子81kg級は8大会で1度も勝てていません。男子100kg級、男子100kg超級、女子57kg級、女子78kg級も、それぞれ1回きり。日本の合計が6個前後で落ち着いてきたのは、「ほぼ毎回とれる階級」と「なかなか届かない階級」がはっきり分かれているからなんですね。
15個目の金メダルは、もう自動ではない
そして最終日の男女混合団体戦。これがちょっと事情が変わりました。
日本は2017年の創設から7大会連続で優勝していたのですが、2025年ブダペスト大会は準決勝でジョージアに2-4で敗れ、3位決定戦でブラジルを下して銅メダル。ジョージアがこの種目で初優勝しました。8連覇はなりませんでした。
合計が6個で止まるか7個に乗るかは、しばしばこの1個で決まります。今年は「もらえる1個」ではなく「取りにいく1個」だと考えたほうがよさそうです。
今年の材料
明るい材料もあります。2025年に金を獲った6人が、全員そのまま代表に入っているんです。永山竜樹選手(男子60kg級)、武岡毅選手(男子66kg級)、村尾三四郎選手(男子90kg級)、阿部詩選手(女子52kg級)、嘉重春樺選手(女子63kg級)、田中志歩選手(女子70kg級)。世界王者6人がそろって同じ階級に戻ってくる年は、そう多くありません。
直近の姿もわかります。6月のグランドスラム・ウランバートルには、世界選手権代表14階級のうち13人が出場して、8階級で優勝しました。男子66kg級・90kg級と、女子48・52・57・63・70kg級・78kg超級です。
ただし——ここは正直に書いておきますね。グランドスラムと世界選手権では、各国がどんな布陣で来るかがまったく違います。この記事の下敷きにした2022年のグランドスラム・バクーでは、日本の金メダルは0個でした(銅が1個)。大会ごとに誰を送るかが変わるからです。実際、9月11日(金)〜13日(日)のグランドスラム・ハンガリーに日本から出るのは所属派遣の選手たちで、世界選手権の代表は1人も入っていません。グランドスラムの金8個を、そのまま世界選手権に足し算することはできない——ここは頭に置いておきたいところ。
8つの選択肢を考える
というわけで、いよいよ選択肢です。
④6個。8大会中4回、平均も中央値もここ。数字の上ではいちばん素直な着地点で、まずはここを基準に考えるのがよさそうです。前回王者6人がそのまま勝てば、それだけで6個になるという意味でも収まりのいい数字。
③7個。この8大会では一度も出ていない数字ですが、それは「6個の大会が4回あった」ことの裏返しでもあります。6個に混合団体か、あと1階級が上乗せされれば届く距離。非五輪年の平均6.5個は、6個と7個のちょうど真ん中です。
②8個。今の15種目になってからの最多タイで、2017年と2018年に記録しています。しかもそのうち1回がバクー大会。同じ街で同じ数字が並ぶ、というのは予想としてなかなか気持ちのいい形ですよね。
⑥4個・⑤5個。取りこぼしが重なるとこちら側です。2024年が実際に4個で、内訳は個人3個+団体1個でした。8大会で1回しか勝てていない階級が4つもあることを思えば、下振れも十分にあり得ます。
両端の2つについても書いておきますね。①9個以上は、今の15種目になってから一度も出ていません。境界をここに置いたのは、8個という現行フォーマットの最多を更新する枠にしたかったからです。夢の枠ではなく、記録更新の枠。⑦3個以下も8大会では出ていませんが、0個から3個までをまるごと覆っています。個人戦だけで見れば2024年は3個まで落ちているので、団体も落とせば射程に入ります。
⑧その他は、大会が中止になるなどして金メダルの数そのものが確定しない場合の枠。①〜⑦で0個から15個までの全部を覆っているので、大会が予定どおり行われるかぎり、答えは必ず①〜⑦のどれかになります。
答え合わせはいつ?
金メダルが15個そろうのは、10月11日(日)の男女混合団体戦が終わったとき。この日のファイナルブロックも現地18:00=日本時間23:00スタートなので、答えが出そろうのは日本時間で11日の深夜から12日の未明にかけて、ということになります。
締切は10月2日(金)23:59(日本時間)。合計値を当てる問題なので、いちばん早く金メダルが決まる4日の男子60kg級・女子48kg級より前に閉じておく必要があります。初日の予選開始は現地11:30=日本時間16:30なので、締切は初戦の開始前。ちゃんと間に合います。
ちなみに各階級の組み合わせ抽選は、公式プログラムでは10月3日(土)14:00(現地)=日本時間19:00にオンラインで行われます。
締切のあと、8日間かけて1個ずつ答えが積み上がっていくのが、この問題の楽しいところ。初日の男子60kg級・女子48kg級から「あと何個」と数えながら見ていけます。自分の選んだ数字にまだ届いていない日も、もう超えてしまった日も、それはそれで面白いはず。
まとめ
バクーの世界柔道は10月4日(日)から11日(日)まで、金メダルは全部で15個。同じ15種目で比べられる2017年以降の8大会では、日本の金メダルは平均6.125個、中央値も最頻値も6個で、最多は8個・最少は4個でした。今年は前回王者6人がそろって代表に入っている一方で、7大会連続だった混合団体の金は昨年ジョージアに明け渡していて、上にも下にも振れる材料がそろっています。
さあ、あなたの予知はどれですか。日本代表がバクーで獲る金メダルは、合計でいくつになるでしょう?
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!

