
運動会のあの競技を、本気で行う大会があるんです
こんにちは!今日も楽しく未来を予測していきたいと思います!
みなさん、玉入れって覚えていますか。紅白の玉をかごめがけて放り上げて、笛が鳴ったら「1、2、3……」って数えるあれです。私はあの数える時間がいちばん好きでした。
その玉入れに、優勝賞金50万円がかかった全国大会があるって聞いたら、どう思いますか。
あるんです。2026年9月6日(日)、北海道上川郡の和寒町。和寒町総合体育館で、第29回 全日本玉入れ選手権が開かれます。4人から6人のチームが、高さ4m12cmのかごに100個の玉を投げ入れ切るまでのタイムを競う——アジャタという競技です。
今回、未来ヨムから出題する問いはこちら。一般の部で優勝したチームの、決勝のタイムは何秒か。
じつはこの題材、未来クイズわ〜るど!では3年連続です。去年も一昨年も同じ8択で出しました。だから今年は、去年の答え合わせも、去年の記事で書き足りなかったことも、ぜんぶ出します。しかも今年は、公式サイトの奥にあった第1回からの記録28大会ぶんを全部引っぱり出しました。そのままヒント表になります。レッツスタート!
そもそも「アジャタ」って、どんな競技?
アジャタは、**全日本玉入れ協会(AJTA)**が公式ルールを定めている競技です。生まれは北海道の和寒町。公式Xのプロフィールにも「北海道和寒町発祥の公式競技玉入れ」と書かれています。
ルールの骨格は3つだけ。
- かごの高さは4m12cm。 直径44cm、深さ44cm。これを「アジャタバスケット」と呼びます。
- 玉は合計100個。 アジャタボール99個(80g±2g)+アンカーボール1個(250g±5g)。
- アンカーボールを最後に入れるまで、タイムは止まりません。 99個をどれだけ速く入れても、最後の1個が決まらなければ終わらないんです。
この数字がまた粋なんですよ。4m12cmは、和寒町で記録された最低気温−41.2℃から。 かごの44cmは、和寒町のある北緯44度から。町の記録をそのまま競技用具の寸法にしてしまったわけです。用具の数値は全日本玉入れ協会が監修した競技規則に、由来はその競技規則を引いた自治体の配布資料に載っています。
チームは選手4名以上6名以下(登録は監督を含めて8名以内)、高校生以上。公式の競技ルールページには投げ方のコツまで書いてあって、「2〜3個のボールを交互に積み、一度に投球します」がおすすめだそうです。1個ずつ投げていたら、100個は終わりません。
そして賞金。一般の部は優勝50万円、準優勝10万円、3位5万円。しかも4位から16位まで賞金が出ます。参加費は1チーム10,000円で、先着80チーム限定。第29回の申し込みは、2026年8月14日(金)必着で、公式サイトではすでに受付終了とアナウンスされています。
歴史も少し。1990年、和寒町の「ふれあいまつり」のイベントとして「全日本玉入れ選手権」がスタートしました。そして1996年、公式ルールのもとで第1回大会が開催されます。つまり今年の第29回は、公式ルールになってから29回目ということですね。
どんな絵面なのか見てみたい方は、協会の公式YouTubeに「全日本玉入れ選手権紹介」(12分53秒)が上がっています。
「優勝タイム」は、5回投げ切ったあとの最後の一本です
ここが今年いちばんお伝えしたいところ。
一般の部は、一発勝負じゃありません。第29回の大会申し込み要項に、競技進行表がはっきり載っています。
| ラウンド | 対象 |
|---|---|
| 予選1回目 & 予選2回目 | 80チーム |
| 準々決勝 | 予選のベストタイム上位40チーム |
| 準決勝 | 準々決勝のタイム上位16チーム |
| 決勝 | 上位8チーム |
8コートを並べて進行します。ここで一度、指を折って数えてみてください。決勝まで進んだチームは、予選1回目・予選2回目・準々決勝・準決勝・決勝で、1日に5回投げ切っている。つまり優勝タイムというのは、その5本目なんです。
じつはAJTAの結果ページは、一般の部についてもうひとつ別の数字を発表しています。「一般の部ベストタイム」——その大会を通じていちばん速かった一本です。
この2つ、毎年ちがう数字になります。
| 大会 | 一般の部ベストタイム | 優勝チームのタイム |
|---|---|---|
| 第26回(2023年) | 17秒26 | 31秒03 |
| 第27回(2024年) | 10秒86 | 22秒60 |
| 第28回(2025年) | 16秒23 | 21秒73 |
どの年も、ベストタイムを出したチームと優勝チームは別のチームでした。
しかも、この8択に当てはめると枠が食い違います。第27回はベストタイムが②、優勝タイムが⑤。第28回はベストタイムが③、優勝タイムが④。3年連続で「どっちを見るか」で答えが変わる状態なんです。
去年と一昨年の記事では、判定方法が「公式発表をもとに判定します。」の一行だけでした。それだと答え合わせのときに困ってしまいます。なので今年は先に決めておきます。この問題が当てるのは、優勝チームのタイム。大会ベストタイムは使いません。
28大会ぶんの優勝タイムを、8つの枠に並べてみました
AJTA公式サイトには「歴代の記録」(第1回〜第20回)と「大会成績」(第21回〜第28回)があって、合わせると一般の部の優勝タイムが28件、全部そろいます。去年の記事は2016年以降の7件しか出していなかったので、今年は全部並べます。
| 回(西暦) | 優勝タイム | 枠 |
|---|---|---|
| 第1回(1996) | 31秒09 | ⑦ |
| 第2回(1997) | 26秒23 | ⑥ |
| 第3回(1998) | 29秒22 | ⑥ |
| 第4回(1999) | 17秒20 | ③ |
| 第5回(2000) | 17秒18 | ③ |
| 第6回(2001) | 25秒74 | ⑤ |
| 第7回(2002) | 22秒93 | ⑤ |
| 第8回(2003) | 27秒02 | ⑥ |
| 第9回(2004) | 21秒64 | ④ |
| 第10回(2005) | 22秒06 | ⑤ |
| 第11回(2006) | 16秒67 | ③ |
| 第12回(2007) | 28秒48 | ⑥ |
| 第13回(2008) | 19秒55 | ④ |
| 第14回(2009) | 16秒27 | ③ |
| 第15回(2010) | 19秒17 | ④ |
| 第16回(2011) | 21秒55 | ④ |
| 第17回(2012) | 12秒66 | ② |
| 第18回(2013) | 19秒89 | ④ |
| 第19回(2014) | 11秒95 | ② |
| 第20回(2015) | 21秒41 | ④ |
| 第21回(2016) | 13秒40 | ② |
| 第22回(2017) | 10秒39 | ② |
| 第23回(2018) | 16秒24 | ③ |
| 第24回(2019) | 12秒94 | ② |
| 第25回(2022) | 26秒47 | ⑥ |
| 第26回(2023) | 31秒03 | ⑦ |
| 第27回(2024) | 22秒60 | ⑤ |
| 第28回(2025) | 21秒73 | ④ |
2020年と2021年がないのは、新型コロナウイルス対応で開催が見合わせられたからです。だから回数と西暦が2年ぶんずれています(第24回=2019年、第25回=2022年)。今年が第29回なのはそのためですね。
注意を1点。この28件は、まったく同じ条件で出た一本ではありません。 全日本玉入れ協会関西協会が公開している第10回(2005年)の記録一覧表は、1次予選・2次予選・3次予選・準々決勝・準決勝・決勝の6欄構成です。当時の決勝進出チームは、6本投げていたことになります。和寒町が公開している第20回(2015年)・第23回(2018年)の結果表も、順位の並び方から見るかぎり決勝は10チームだったようです(要項でそう書かれているのを見たわけではないので、ここは推定です。今年の要項は8チーム)。ラウンドの数も決勝の規模も年によって動いているので、この表は「その年の決勝で優勝チームが出した値」を並べたもの、と読んでください。
選択肢の枠ごとに数えるとこうなります。
| 選択肢 | 28回中 |
|---|---|
| ①10秒00以下 | 0回 |
| ②10秒01〜14秒00 | 5回 |
| ③14秒01〜18秒00 | 5回 |
| ④18秒01〜22秒00 | 7回(最多) |
| ⑤22秒01〜26秒00 | 4回 |
| ⑥26秒01〜30秒00 | 5回 |
| ⑦30秒01〜34秒00 | 2回 |
| ⑧34秒01以上、その他 | 0回 |
①と⑧は、28回の優勝タイムでは一度も出ていません。 いちばん多いのは④18秒01〜22秒00の7回。28回の平均は20秒81、中央値は21秒48。最速は2017年(第22回)の10秒39、最遅は記念すべき第1回(1996年)の31秒09でした。
有力候補を4つ、絞ってみましょう
本命は④18秒01〜22秒00。 28回中7回でいちばん多く、去年の21秒73もここ、そして31秒03→22秒60→21秒73と2大会連続で短縮しているトレンドの、ちょうど延長線上にあります。今年は昨年の優勝チームに連覇がかかります。ちなみにそのチーム名は、全日本選手権の優勝タイムとしては史上最速の10秒39を出した2017年(第22回)の優勝チームと一部が共通しています。ただし登録名は当時と違っていて、同じチームなのかどうかまでは公式に確認できませんでした。
対抗は⑤22秒01〜26秒00。 一昨年の22秒60がここで、28回中4回。直近4大会の平均25秒46もこの枠に入ります。④との境界は22秒00ちょうど——去年の21秒73は、この線のわずか0秒27手前でした。
単穴は③14秒01〜18秒00。 28回中5回で、直近は2018年の16秒24。決勝の一本がきれいにハマればここまで届きます。第28回の大会ベストタイム(16秒23)がまさにこの枠だったことも、無視できません。
押さえは⑥26秒01〜30秒00。 28回中5回、直近は2022年の26秒47。上位8チームの噛み合わせ次第では、決勝がもつれてここまで伸びます。
ここで、自分でも引っかかっている点をひとつ。④が最多なのは、28大会ぜんぶを数えたときの話です。直近10大会だけで数え直すと、最多は②10秒01〜14秒00の4回で、④は2回しかありません。長い目で見るか、直近だけを見るかで本命が入れ替わる——そこがこの問題のいやらしいところです。
残りも一言ずつ。②10秒01〜14秒00は2019年(12秒94)以来ご無沙汰ですが、28回中5回あって歴史的には珍しくありません。⑦30秒01〜34秒00は第1回と2023年の2回だけ。そして①10秒00以下と⑧34秒01以上は、28回で一度もありません。①が出れば、全日本選手権の優勝タイムとしては史上初です。ちなみに玉入れの日本記録は、2014年7月27日の第15回関西玉入れ選手権・3次予選で出た6秒51とされています。ただしこれは予選の一本。決勝の5本目でそこまで削るのは、また別の話です。
まとめ
当てるのは、その日いちばん速い一本ではなく、優勝チームが5本目に出した一本です。28大会の分布では④18秒01〜22秒00が最多の7回、①と⑧は一度もゼロ。直近は2大会連続でタイムが縮んでいます。
2026年9月6日、和寒町総合体育館。100個目の玉が沈んだ瞬間に、ストップウォッチは何秒を指しているでしょうか。あなたの予言を聞かせてください。
判定方法
全日本玉入れ協会(AJTA)公式サイトに掲載される「第29回全日本玉入れ選手権結果」の、一般の部・優勝チームのタイムで判定します。同じページに載る「一般の部ベストタイム」は使いません。境界の値はその数字を含む下側の枠とします(22秒00は④、22秒01は⑤)。公式表記が分を含む場合は秒に換算します。大会が中止・延期になって当日に一般の部の優勝チームが決まらなかった場合、および①〜⑦のどれにも一意に落とせない場合は⑧です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!
※本記事は2026年8月21日時点で公表されている情報にもとづいています。大会内容は変更される場合がありますので、最新の発表をご確認ください。
※本問の出題者は予言テスト作家「未来ヨム」です。全日本玉入れ協会(AJTA)、和寒町、大会関係者が出題・実施するものではありません。選択肢の8枠と判定基準も、未来ヨムが決めたものです。
本文 6,065文字(実測)/推定読了時間 約12分
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選択肢
【 4 つまで選択可能 / 2026.09.05 @ 23:59 〆切 】 【Q.02893】 9/6(日)に北海道和寒町にて開催される、第29回全日本玉入れ選手権。一般の部の優勝タイムは?
- ①10秒00以下 (13%, 1 アンケート)
- ②10秒01〜14秒00 (25%, 2 アンケート)
- ③14秒01〜18秒00 (13%, 1 アンケート)
- ④18秒01〜22秒00 (13%, 1 アンケート)
- ⑤22秒01〜26秒00 (13%, 1 アンケート)
- ⑥26秒01〜30秒00 (0%, 0 アンケート)
- ⑦30秒01〜34秒00 (13%, 1 アンケート)
- ⑧34秒01以上、その他 (13%, 1 アンケート)
総回答者数: 4

