【Q.02964】 11月発表のプロ野球「ゴールデン・グラブ賞」と「ベストナイン」。 今年ふたつの賞を同時受賞する選手はセ・パ両リーグ合わせて何人?

【すぐに解答したい場合はこのテキストをクリック!】

2025年は14人、セは9ポジション全部が同じ顔ぶれ。2026年は?

 やっほー!未来ヨムです。

 プロ野球のシーズンが終わると、楽しみになるのがオフの表彰ですよね。守備の名手を選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」と、ポジションごとのいちばんを選ぶ「ベストナイン」。2025年、このふたつを同時に受けた選手は、セ・パ合わせて14人でした。GG賞が始まった1972年以降では、1992年と並ぶ最多の人数です。

 しかもセ・リーグでは、投手から外野手まで9つのポジションすべてで、両方の賞が同じ選手に。両賞の歴代受賞者を1972年から突き合わせてみると、どちらかのリーグで9人全員がそろったのは、これが初めてでした。

 では、2026年はどうなるでしょう? 未来ヨムから出題する問いはこちらです。

11月に発表される日本のプロ野球における「ゴールデン・グラブ賞」と「ベストナイン」。今年ふたつの賞を同時受賞する選手はセ・パ両リーグ合わせて何人?

  • ①6人以下
  • ②7人
  • ③8人
  • ④9人
  • ⑤10人
  • ⑥11人
  • ⑦12人
  • ⑧13人以上、その他

 選べるのは4つまで、締切は11月4日(水)23:59です。早めの締切なのは、先に発表されるゴールデン・グラブ賞の受賞者が出た時点で、答えの半分が見えてしまうから。GG賞の例年の発表時期より前に締め切っています。

ふたつの賞は「物差し」が違います

 ゴールデン・グラブ賞(以下、GG賞)は、1972年に「ダイヤモンドグラブ賞」として始まり、1986年から今の名前になりました。選ぶのは、プロ野球の担当を5年以上続けている新聞・通信社・テレビ・ラジオの記者たち。ただし、誰にでも票を入れられるわけではありません。公式の概要では、そのポジションでチーム試合数の半分以上(143試合制なら71試合以上)守ったことが条件で、投手は規定投球回か、チーム試合数の3分の1以上(47試合以上)の登板が必要です。各リーグ9人で、票が並べば同時受賞になります。

 ベストナインは、セ・パ両リーグの表彰で、こちらも記者の投票でポジションごとに1人を選びます。パ・リーグは指名打者を含めて10人。ちなみにセ・リーグは2027年から指名打者制を取り入れることが決まっていて、2026年は、セのベストナインが「9人」で選ばれる最後の年になる見込みです。

 ここが大事なポイントです。GG賞が見るのは守備だけ。ベストナインはポジションごとの総合評価で、打撃の数字も評価に入ります。だから同じポジションでも、同じ選手が選ばれるとは限りません。 同時受賞の人数は、「守備の評価と打撃の評価が、同じ選手を指すポジションがいくつあるか」で決まるんですね。

 発表の順番も押さえておきましょう。GG賞は例年、日本シリーズのあとの11月ごろに発表(年によって10月末や12月)。ベストナインは11月下旬で、表彰式の「NPB AWARDS 2026」は11月25日(水)に開かれます。

54年の記録:中心は8〜10人、14人は記録級

 両賞の歴代受賞者を、同じ年・同じリーグで突き合わせて数えてみました(1972〜2025年の54年)。選択肢の8つに当てはめると、こうなります。

選択肢54年で当てはまった回数直近10年(2016〜2025年)で当てはまった年
①6人以下6回2022年
②7人7回2016年・2018年
③8人10回なし
④9人10回2019年
⑤10人11回2020年・2021年・2023年・2024年
⑥11人4回なし
⑦12人4回2017年
⑧13人以上2回(どちらも14人)2025年

 いちばん多いのは10人の11回で、8人と9人が10回ずつ続きます。少ない年でも5人(1997年・2012年)、多い年でも14人(1992年・2025年)。直近10年を順に並べると、7・12・7・9・10・10・6・10・10・14人でした。

 気になるデータがもう1つ。合計が12人以上だった年は54年で5回あり、その翌年は5回とも人数が減っています(翌年は8・6・10・5・7人)。13人以上が2年続いたことは、まだありません。

 ポジションごとに見ると、直近10年でGG賞を受けた選手のうち、同じ年にベストナインも受けたのは、投手65%、三塁手60%、遊撃手と外野手が55%、捕手45%、一塁手43%、二塁手40%。全体ではGG賞の181人中95人で、ほぼ半分です。両リーグのGG賞は18人なので、「半分なら9人前後」というのが、ざっくりした目安になりますね。

2026年の材料:前年の14人は、全員が今年も「有資格」

 2026年のリーグ優勝は、セが阪神(2年連続、2位の巨人とは2.5ゲーム差)、パがソフトバンク(3年連続、2位の西武とは11.5ゲーム差)でした。

 まず注目したいのが、2025年に同時受賞した14人です。NPBの守備成績を見ると、14人全員が、今年もGG賞の条件となる出場数を満たしています(成績は2026年のレギュラーシーズンの数字)。

リーグ選手(球団)2025年の位置2026年の出場2026年の主な数字
セ村上頌樹(阪神)投手27試合・180回1/3防御率1.85(リーグ1位)
セ坂本誠志郎(阪神)捕手捕手94試合打率.197・10本塁打
セ大山悠輔(阪神)一塁手一塁141試合打率.285・20本塁打
セ中野拓夢(阪神)二塁手二塁130試合打率.287
セ佐藤輝明(阪神)三塁手三塁125試合打率.306(リーグ1位)・39本塁打
セ泉口友汰(巨人)遊撃手遊撃128試合打率.264
セ森下翔太(阪神)外野手外野143試合打率.292・35本塁打
セ近本光司(阪神)外野手外野90試合打率.306(414打席)
セ岡林勇希(中日)外野手外野85試合打率.231
パ若月健矢(オリックス)捕手捕手112試合打率.221
パT.ネビン(西武)一塁手一塁83試合21本塁打
パ牧原大成(ソフトバンク)二塁手二塁113試合打率.300(リーグ4位)
パ村林一輝(楽天)三塁手遊撃72試合60打点
パ周東佑京(ソフトバンク)外野手外野125試合30盗塁

 とはいえ、前の年の同時受賞者がそのまま翌年も同時受賞した人数は、2017〜2025年で毎年1〜4人でした。顔ぶれは毎年けっこう入れ替わるんです。そこで、今年「物差しが割れるかもしれない」ポジションを見ておきましょう。2025年に両賞が別の選手になったのは、パの投手・遊撃手・外野手2枠の4枠だけ。その4枠と、今季は評価が分かれそうなポジションを見ていきます。

 セの投手は、阪神の2人の名前が並びます。 防御率リーグ1位は村上頌樹投手(1.85)、2位は16勝3敗の髙橋遥人投手(1.87)。GG賞とベストナインが別々の投手に入れば、同時受賞は1人減ります。

 セの二塁は、守備の中野、打撃の牧。 中野拓夢選手は二塁で130試合、打率.287。DeNAの牧秀悟選手は二塁105試合で30本塁打。打撃の数字で見るか、全体で見るかで評価が分かれうるポジションです。

 パの投手は、去年も割れた枠です。 2025年はGG賞が日本ハムの伊藤大海投手、ベストナインがソフトバンクのモイネロ投手でした。今季は、伊藤投手がリーグ最多の172回2/3を投げ、防御率1位は西武の平良海馬投手(1.36)、勝ち星は日本ハムの北山亘基投手とオリックスのエスピノーザ投手の13勝が最多。モイネロ投手の今季の登板は7試合です。守備の評価と成績の評価が、また別々の投手を指すのかが見どころです。

 パの三塁は、顔ぶれが入れ替わりました。 2025年に三塁で同時受賞した村林一輝選手は、今季は遊撃で守った試合がいちばん多くなりました。三塁で目立つのは、ソフトバンクの栗原陵矢選手の40本塁打・118打点(どちらも規定打席に届いた選手で最多)で、2024年には三塁で同時受賞しています。

 パの遊撃は、去年わずか3票差でした。 2025年のベストナインは楽天の宗山塁選手が98票、GG賞を受けたオリックスの紅林弘太郎選手が95票で2位。今季は、紅林選手が遊撃136試合で18本塁打、日本ハムの水野達稀選手が遊撃125試合で打率.289。宗山選手は遊撃68試合(打率.278・8本塁打)で、GG賞の出場数の条件(71試合)には届いていません。ベストナインの投票で、この3人の評価がどう分かれるかが見どころです。

 パの外野と指名打者は、打つ人と守る人が多彩です。 2025年の外野は、ベストナインが柳町達選手・中川圭太選手・周東佑京選手、GG賞が周東選手・辰己涼介選手・西川愛也選手で、重なったのは周東選手だけでした。今季は、打撃では近藤健介選手(打率.309・32本塁打)、西川史礁選手(.290)、守備ではGG賞5年連続の辰己選手、30盗塁の周東選手。柳町選手(外野76試合・打率.263)と中川選手(外野109試合・.252)も、GG賞の出場数を満たしています。そして打率リーグ1位(.313)のレイエス選手は、2025年にベストナインの指名打者に選ばれた選手です。パのベストナインには守備位置と別に指名打者の1枠があるので、強打者が指名打者に回れば、守備位置の枠は守備も評価される選手に開きやすい、という見方もできます。54年の平均は、パが4.9人、セが4.0人と、パのほうが多めです。

選択肢を考える

③8人:合計12人以上の年の翌年は、平均すると7.2人でした。阪神に集まった評価が、投手や二塁などで2人に分かれれば、ここまで下がる筋も見えてきます。

⑤10人:54年でいちばん多い人数で、直近10年でも4回。「GG賞の半分」という目安にも近い、本命らしい枠です。

⑦12人:前年の14人は全員が有資格で、セの主力は打撃の数字も上位にそろっています。セが7人前後を保ち、パが5人なら、ここに届きます。

⑧13人以上、その他:13人以上は54年で2回だけ、2年続いたこともありません。ただ、セの9人全員という「初めて」が去年起きたばかり。記録級の2年連続に賭けるなら、この枠です。

まとめ

 54年の記録を見ると、中心は8〜10人で、記録的な年の翌年は5回とも人数が減っていました。上に振れるカギはセ・リーグの顔ぶれがどこまで残るか、下に振れるカギは「守備の人」と「打撃の人」が分かれるポジションの数です。締切は11月4日(水)23:59。あなたは、2026年の「ふたつの賞」を何人と予言しますか?

※選手名は、NPB公式サイトの受賞者一覧と個人成績に載っている選手に限っています。成績は2026年のレギュラーシーズン(全日程終了)の数字で、GG賞の出場数の条件は三井ゴールデン・グラブ賞公式サイトの概要(143試合制で71試合以上、投手は47試合以上か規定投球回)に当てはめています。

本文 4,198文字/推定読了時間 約8分

判定方法

NPB公式サイトの「2026年度 三井ゴールデン・グラブ賞」と「ベストナイン」の受賞選手を、同じリーグで突き合わせ、両方に名前がある選手の人数(セ・パ合計)で判定します。守備位置が違っても1人と数え、同票による同時受賞も含みます。得票数やMVPなどほかの表彰は対象外です。どちらかの賞が発表されなかった場合は⑧とします。

選択肢

【問題&選択肢】

【 4 つまで選択可能  /  2026.11.04 @ 23:59 〆切 】
【Q.02964】 11月発表のプロ野球「ゴールデン・グラブ賞」と「ベストナイン」。 今年ふたつの賞を同時受賞する選手はセ・パ両リーグ合わせて何人?

結果を表示する

Loading ...

Xでフォローしよう

おすすめの記事