【Q.02218】例年、大学入試に合わせて京大構内に突如登場する「折田先生像」のパロディオブジェ。今年の２月には何を模した像が登場する？

2025.02.13 2025.02.05

@dayeveryfuture

　こんにちは！今日も楽しく未来を予測していきたいと思います！

京大名物・折田先生像〜受験シーズンの風物詩が描く"パロディの系譜"〜

突如現れる謎の像 ―京大受験シーズンの奇妙な風物詩―

　真冬の京都、静寂に包まれた京都大学のキャンパスに、毎年ある"謎の存在"が姿を現します。それが「折田先生像」。大学入試シーズンになると、誰とも知れぬ仕掛け人によって突如として設置される、パロディ満載の謎のオブジェなんです。

　折田先生像が最初に現れたのは1970年代。以来、半世紀近くにわたって京大の受験シーズンを彩り続けています。なぜ「折田先生」かって？実は、もともとは京大のとある教授をモデルにした銅像だったんです。でも今では、その年の流行やニュースを反映した、とってもクリエイティブなパロディ作品として生まれ変わっているんです。

　この像のすごいところは、いつ、どこに、どんな姿で現れるのかが誰にもわからないこと。受験生や在学生、教職員までもが、「今年はどんな折田先生が現れるんだろう？」とワクワクしながら待ち望む、京大ならではの"謎"の文化になっているんです。まさに、受験シーズンの風物詩と言えるかもしれません。

折田先生像とは

　そもそも「折田先生像」の名前の由来となった折田先生って、どんな方だったんでしょう？折田彦市（おりた・ひこいち）先生は、明治時代に活動した日本の教育者教授でした。京都帝国大学（現・京都大学）の設立にもかかわり、彼の元で培われた「自由の学風」は、後身である新制京都大学にも影響を及ぼしているとされているんです。
　大学側からのいたずらの中止のお願いも無視されたため、1997年に構内整備を機に折田先生像が撤去されました。

　銅像そのものは姿を消すことになり、本来の銅像や台座に対して何かを描き加えたり装着したりするということはなされなくなったのですが、それに代わって独自のオブジェが制作され、折田像が元あった場所に展示される事態となりました。
　これが現在まで続く（そして、今回の予言テストの）「折田先生像」のパロディオブジェとして、今では京都大学の個性的な文化の一つとして認知されているんですよ。

歴代の折田先生像を振り返る

　近年の折田先生像には、面白い傾向が見られるんです。以前は単純なコスプレ的な扮装が多かったのですが、最近では時事ネタとポップカルチャーを組み合わせた、より創造的な作品が増えてきています。

　特に注目したいのは、フォトジェニックな要素の増加。スマートフォンでの撮影や SNS での共有を意識したような、視覚的なインパクトを重視した作品が目立つようになってきました。毎年２月になるとパロディオブジェを楽しみにしているファンによって、SNS上で大きな盛り上がりを見せているんです。

　Twitter（現X）では、像が発見されるとすぐに情報が拡散され、「今年の折田先生像はコレ！」という投稿が話題になります。面白いのは、像のモチーフについて様々な考察が展開されること。パロディの元ネタを解説したり、細かい仕掛けを発見したり、SNSならではの楽しみ方が定着しているんです。

2025年の予想ポイント

　さて、今年2月に出現すると思われる折田先生像は、どんなモチーフになるのでしょうか？予想のポイントをいくつか見ていきましょう。

　まず注目したいのは、2024年から2025年にかけての話題作の存在です。2024年は「名探偵コナン」の連載30周年、2025年は「ドラえもん」の映画45周年など、日本を代表するキャラクターの記念イヤーが続きます。こうした文化的な節目は、パロディのネタとして取り上げられやすい傾向にあるんです。

　また、2025年はデジタル社会の新しい節目の年。様々なAIサービスが一般化し、バーチャルとリアルの境界があいまいになってきている時代です。折田先生像も、そんな時代を反映した新しい表現方法が取り入れられるかもしれません。

　学生文化の面では、SNSを通じた情報発信がより重要になっています。TikTokやInstagramでバズるような、視覚的なインパクトのある作品が求められる時代。そんな中で、単なるキャラクターのコスプレではない、メッセージ性のある作品が登場する可能性も考えられます。

　さらに、大学受験制度自体も変革期を迎えています。共通テストの在り方や入試改革など、受験生にとって身近なテーマも、パロディの素材として考えられるでしょう。

まとめ：2025年2月、誰が折田先生像のかわりに？

　1997年以降、およそ30年近くにわたって京大の受験シーズンを彩ってきた折田先生像のパロディオブジェは、その時代の空気を映し出す鏡であり、学生たちの創造性とユーモアの結晶でもあります。2025年2月、アニメやゲーム、実在の人物など、どんなモチーフが選ばれるのか――あなたも"予言者"として、次の折田先生像のパロディオブジェを予測してみませんか？