
こんにちは!今日も楽しく未来を予測していきたいと思います!
「甲子園」と名のつく高校生の大会は日本にたくさんありますが、鳥取県で毎年秋に開かれている**「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」**をご存じでしょうか。全国の高校生が、手話言語を使った演劇やコント、ダンスや歌唱で表現力を競う大会です。2026年9月27日(日)に、第13回大会が開かれます。
そして今年、この大会はとても珍しい形で幕を開けます。第10回から3大会連続で優勝している熊本聾学校と、通算4度の優勝で歴代最多タイの奈良県立ろう学校が、そろって予選で姿を消したのです。どちらも今年の予選にはちゃんと申し込んでいて、そのうえで本大会の切符に届きませんでした。
つまり、王座が空いた状態で当日を迎えます。今回みなさんに予知っていただくのは、そのあとを継ぐチームです。
「手話の聖地」で生まれた大会
鳥取県は2013年10月、全国で初めて**「手話言語条例」を制定した県です。ろう者とろう者以外が互いを理解し、ともに生きる社会をつくる——その理念にもとづいて、翌2014年11月に第1回大会が開かれました。以来13大会、会場はずっと鳥取県。だから公式サイトも、この地を「手話の聖地」**と呼んでいます。
目的は「優劣をつけること」だけではありません。手話言語の魅力を広く伝え、手話を通じた交流を進め、地域を元気にすること。日本財団の助成を受けた事業として続いています。
この大会には「優勝」が2つあります
ここが今回いちばん大事なところです。第11回(2024年)から、大会は2部門制になりました。
- 演劇・コント・ポエム等部門(演劇、コント、落語、ポエムなど)
- ダンス・歌唱部門(ダンス、手話歌を中心にしたもの)
そして、2つの部門をまたぐ「総合優勝」にあたる賞はありません。公式の審査実施要領も「両部門の優勝、準優勝及び3位は、審査得点の順により決定する」と、部門ごとに定めています。実際、直近2大会の優勝チームはこうでした。
| 大会 | 演劇・コント・ポエム等部門 | ダンス・歌唱部門 |
|---|---|---|
| 第11回(2024年) | 熊本聾学校(211点) | 久米田高等学校(212点) |
| 第12回(2025年) | 熊本聾学校(196点) | 神戸野田高等学校(201点) |
そこで今回の予言テストは、第1回から続く「優勝」の系譜をそのまま引き継いでいる**「演劇・コント・ポエム等部門」の優勝チーム**に絞ってお聞きします。
230点満点の採点は、何を見ているのか
1チームの持ち点は230点満点。内訳は、ろう者の審査員3名(各50点)と、きこえる審査員2名(各40点)です。大項目は2つだけ。
- 手話言語の正確性・伝わりやすさ……手話が正しく表現されているか、テーマに合った手話が使われているか、表情や身体全体を使って誰にでも伝わるか
- 演出力・パフォーマンス度……観客を魅了できているか、構成や演出が工夫されているか、オリジナリティ、高校生らしいひたむきさ
おもしろいのは、予選と本大会で配点も審査項目も同じで、しかも審査員まで「原則として予選審査会に同じ」と要領に書かれていること。違うのは形式と長さです。予選は動画3分以内、本大会はステージで3分以上8分以内(ダンス・歌唱部門は3〜6分)。上限を超えると30秒ごとに10点、3分に届かなくても10点が引かれます。
つまり予選は、いわば予告編の審査。本番では最大2.7倍の尺で、全編を舞台の上で見せることになります。
25チームから8チーム。今年の予選はここを抜けてきた
第13回大会の予選には、**27都府県から49チーム(52校)**が申し込みました。このうち演劇・コント・ポエム等部門は25チーム。そこから選ばれるのは、たったの8チームです。
選び方は4つの枠(得点順枠/合同チーム枠/初出場枠/開催地枠)に分かれていて、該当がない枠は得点順枠に振り替わります。今年の演劇等部門は得点順枠6+初出場枠2という配分になりました。2026年7月29日に発表された得点は、次のとおりです。
| 選択肢 | チーム(都道府県) | 予選得点 | 部門内順位 | 本大会出場 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 光南高等学校(福島) | 180 | 8位 | 初出場 |
| ② | 西脇高等学校(兵庫) | 184 | 6位 | 初出場 |
| ③ | 大宮ろう学園(埼玉) | 182 | 7位 | 5回目 |
| ④ | 京都府立聾学校(京都) | 185 | 5位 | 5回目 |
| ⑤ | 足立東高等学校(東京) | 190 | 3位タイ | 3回目 |
| ⑥ | 石川県立ろう学校・田鶴浜高等学校(石川) | 190 | 3位タイ | 石川県立ろう4回目/田鶴浜13回目 |
| ⑦ | 済美平成中等教育学校・松山聾学校(愛媛) | 197 | 2位 | 済美平成4回目/松山聾8回目 |
| ⑧ | 坂戸ろう学園(埼玉) | 201 | 1位 | 5回目 |
選択肢の番号は、公式が発表した本大会の演技順に合わせています。演技順は「開催地枠 → 初出場枠 → 合同チーム枠 → 得点順枠の下位から」という規則なので、おおむね番号が大きいほど予選の順位が上。つまり⑧坂戸ろう学園がトリを務めます(なお⑤と⑥は190点の同点で、どちらが上かは公表されていません。同点のときの演技順は抽選で決まります)。
答えが出るのは9月27日、閉会式で
本大会は9月27日(日)、鳥取市の「とりぎん文化会館」。開場8時30分、9時30分から16時10分までの1日です。前半が演劇・コント・ポエム等部門、後半がダンス・歌唱部門で、優勝の発表は閉会式。入場無料・観覧自由で、当日は公式YouTubeチャンネルでライブ配信もあります。
同じ会場では9月23日(水・祝)から27日(日)まで「とっとり手話フェス2026」も開かれています(9月24日(木)は休館日)。手話の日である9月23日に合わせた、1週間まるごとのお祭りですね。
この予言テストの締切は9月26日(土)23:59。前日の26日は出場チームのリハーサルと交流会の日で、審査はあくまで27日のステージ演技に対して行われます。締切の時点では、まだ1点も動いていません。
今年ならではの読みどころ
① 審査員が、9人そろって入れ替わりました
公式ページに載った審査員を3大会ぶん並べてみると、驚くことになります。第11回から第12回へは、審査員長を含む2人が留任していました。ところが第12回から第13回は——9人中、1人も重なっていません。
ということは、「これまでどんな作品が勝ってきたか」という傾向が、そのまま今年に当てはまるとは限りません。でも、その9人が採点したのが今年の予選なんです。だから今年の予選得点は、すでに「今年の審査員の目」を一度通った数字。過去の傾向より、この8つの数字を重く見る理由になります。
② ただし、予選の順番はけっこうひっくり返ります
予選得点と本大会得点の両方を確認できるのは、いまのところ第11回だけ。しかも本大会の得点が公表されるのは優勝・準優勝・第3位のチームに限られるので、比べられるのは6件だけです。その6件を並べます。
| 部門 | チーム | 予選 | 本大会 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 演劇等 | 熊本聾学校 | 211(2位) | 211(優勝) | ±0 |
| 演劇等 | 大宮ろう学園 | 212(1位) | 197(準優勝) | −15 |
| 演劇等 | 済美平成中等教育学校・松山聾学校 | 177(最下位タイ) | 195(第3位) | +18 |
| ダンス等 | 久米田高等学校 | 213(1位) | 212(優勝) | −1 |
| ダンス等 | 五ヶ瀬中等教育学校・宮崎日本大学高等学校 | 197(4位) | 199(準優勝) | +2 |
| ダンス等 | 明誠学院高等学校 | 207(2位) | 189(第3位) | −18 |
動いた幅は −18点から+18点。予選で最下位タイだったチームが、本大会では3位まで駆け上がっています。3分の動画と8分の舞台は、それくらい別物だということですね。
そして今年の演劇等部門の予選得点は、1位201点から8位180点まで、たった21点差。第11回の同じ部門は35点差、今年のダンス・歌唱部門は58点差ですから、動きうる幅と点差がほぼ同じスケールに収まっているのが今年です。8チーム全部に目がある、と言ってもいい混戦でしょう。
選択肢を考えてみましょう
私が使う物差しは2つだけにします。①予選審査得点と、②本大会での表彰歴。好みや印象は入れません。
⑧坂戸ろう学園(埼玉/予選1位・201点)
2つの物差しがきれいに交わるのがここ。第6回3位、第8回準優勝、第9回優勝(大宮ろう学園との合同チーム)、第10回準優勝と、本大会に出た4回すべてで表彰台に上がっています。公式の集計では予選へのエントリーも今回が5回目で、出るたびに本大会へ進んでいる計算。第11回・第12回は大会に姿がなく、3大会ぶりに戻ってきた今年、いきなり予選1位です。演目は「ろうあ島 〜そして、広がる〜」。
⑦済美平成中等教育学校・松山聾学校(愛媛/予選2位・197点)
さきほどの表で「+18点」を叩き出した、まさにその当事者です。第11回は予選最下位タイから本大会3位へ。動画より舞台で伸びる型を実データで証明しているチームで、今年は予選の時点ですでに2位につけています。演目は「時をつなぐ指先 〜変わりゆくことば、変わらない想い〜」。
③大宮ろう学園(埼玉/予選7位・182点)
第11回準優勝、第12回第3位と、2大会連続で表彰台。物差し②なら最上位クラスです。ただし第11回は予選1位(212点)から準優勝へ15点落としており、予選の位置と本番の位置がいちばん食い違うチームでもあります。今年は逆に、予選7位から本番で上げてくる番かもしれません。
⑥石川県立ろう学校・田鶴浜高等学校(石川/予選3位タイ・190点)
田鶴浜高等学校は第1回大会の優勝校。しかも公式発表の本大会出場回数は今回が13回目で、これは全13大会に皆勤しているということです。石川県立ろう学校との合同チームは4年目を迎え、第11回は審査員特別賞、第12回は日本財団賞を受けています。
残る4チームも、盤の上にいます
⑤足立東高等学校(東京/予選3位タイ・190点)は、第11回・第12回をダンス・歌唱部門で戦い、今年は演劇等部門に移ってきました。第12回は全日本ろうあ連盟賞。④京都府立聾学校(京都/予選5位・185点)は第11回に同じ部門で177点でしたから、8点上積みしての通過です。
②西脇高等学校(兵庫/予選6位・184点)は初出場。演劇とファッションショーを組み合わせ、地元・播州織の衣装を自分たちでデザインして着るという、この大会では珍しい形で勝ち上がってきました。①光南高等学校(福島/予選8位・180点)も初出場で、抽選により選手宣誓を担当します。今年から授業で手話を学び始めた4人のチームだそうです。
※演目の内容は、2026年7月に公開された予選審査動画の演技情報にもとづくものです。本大会で同じ演目が披露されるとは限りません。
まとめ
3大会連続優勝の熊本聾学校と、歴代最多タイ4度優勝の奈良県立ろう学校がそろって予選で消え、審査員は9人全員が新しい顔ぶれになり、8チームの予選得点はわずか21点差にひしめいている——第13回大会は、過去の物差しがいちばん効きにくい年です。頼りになるのは「今年の審査員が付けた予選得点」ですが、その予選と本番のあいだで18点動いた実例も、ちゃんと残っています。
9月27日(日)、鳥取市のとりぎん文化会館。閉会式で名前が呼ばれるのは、どのチームでしょうか。
みなさんの予知は、9月26日(土)23:59まで受け付けています。ぜひ1つ選んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!
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判定方法
大会結果をもとに判定します。

