【Q.02890】 9/11(金)に結果発表が行われる「日本ホラーゲーム大賞」。大賞受賞作品は?

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 こんにちは!今日も楽しく未来を予測していきたいと思います!

 映画には映画の賞があって、小説には小説の賞がある。じゃあホラーゲームは? ……これが、あるようでなかったんだよね。ゲーム全体を対象にした賞の中でホラー作品が評価されることはあっても、「ホラーゲームだけ」を集めた大規模なアワードって、日本にはずっと無かったんです。

 それが今年、ついに立ち上がりました。その名も「日本ホラーゲーム大賞」。舞台は東京ドームシティ。9月11日(金)から13日(日)まで開かれるホラーの祭典「東京ホラー特区‼︎2026」の初日に、記念すべき第1回の授賞式が行われるんだよ(株式会社東京ドーム プレスリリース、2026年5月18日)。

 今回、未来ヨムから出題する問いはこちら。最高賞の「大賞」に選ばれるのは、ノミネート7作品のうちどれなのか。 あなたも予言者になったつもりで、一緒に考えてみよう!

そもそも「日本ホラーゲーム大賞」って、誰がやってるの?

 主催は東京ドームシティ(実施主体は「東京ホラー特区!!2026実行委員会」=株式会社東京ドーム)。長年おばけ屋敷をはじめとするホラーエンタメを手がけてきた場所が、現代のホラーエンタメであるホラーゲームを表彰する——という座組みだね。

 企画・プロデュースは「百室(ひゃくしつ)」こと全領域百鬼夜行観測室(公式サイトAWARDページ)。ホラーゲームの情報"だけ"を観測・記録するブランドで、公式いわく「その正体は現時点では不明」。挨拶文がまた良くてね。

百鬼夜行の"百"は、数を示すものではなく、おびただしいという意味。

 怪物も神話生物も妖怪も都市伝説もSCPの怪異も、まとめて「百鬼夜行」と見立てて、その"表現"の発露を観測してきた組織——という設定。名乗りからしてもう強いよね。

 賞の趣旨も、主催が自分の言葉で書いています。「ホラー表現の魅力をファンと共有し、歴史と新作を繋ぐホラーゲーム界のハブとなる場を創出します」(開催趣旨。ファミ通.com、2026年6月13日)。公式サイトの「開催趣旨」にも、いつでも歴史を振り返れて、同時に新作を楽しみにできる"きっかけ"の場を作る、とあります。

 表彰の枠は大賞(1作品)/部門賞(8作品)/百室 特別賞(該当数)。部門賞は、ホラーナラティブ・演出/ホラーアート・映像表現/ベストホラークリーチャー/サイコロジカルホラー/サバイバルホラー/マルチプレイホラー/神話伝承・宇宙的恐怖/現実と非現実の間、の8賞(ファミ通.com、2026年7月14日)。ホラーゲームの地図みたいだよね。

どうやって大賞が決まるのか

 ここがこの賞のいちばん面白いところ。投票がユーザー/クリエイター/メディアの3系統に分かれていて、その集計結果に加えて、最終的に「百室」が独自の基準で審査して選出する二段構えなんだ。選考基準として挙げられているのは「恐怖表現」「テーマとする題材」「物語」「アート」「空間」「演出」「音響」の7項目(公式サイトAWARDページ)。売上でも知名度でもなく、"怖さの作り込み"を見にいく目線だよね。

 ただし大賞と部門賞では、書きぶりが微妙に違います。

※「大賞」は、各投票集計結果を重要な参考データとして評価します。
※「部門賞」については、各投票集計結果のほかに、各カテゴリーごとに百室が選定したクリエイター審査員の意見を参考データとして評価します。

 つまり大賞のほうが票の比重が高いと読める。とはいえ「重要な参考データ」であって「得票1位を大賞にします」とはどこにも書かれていない。投票は7月14日正午〜8月4日正午で締め切り済みだけど、集計は非公開だし、それだけで決まるわけでもない。だからこの問題は、まだちゃんと"答えのない問い"なんです。

審査員名簿に、ノミネート作品の当事者がいる

 公式サイトは、クリエイター審査員の氏名と肩書を実名で公開しています(執筆時点で18組。追加発表の予定あり)。この名簿が読ませるんだよね。少なくとも5組が、今回のノミネート作の当事者そのものなんです。

審査員肩書ノミネート作との関係
岡本 基KONAMI、『Silent Hill』シリーズPサイレントヒル f(大賞候補)
柴田 誠コーエーテクモゲームス、『零』シリーズD零 ~紅い蝶~ REMAKE(大賞候補)
バミューダ3(背筋)背筋は『近畿地方のある場所について』の作者背筋脚本の『まだ猫は逃げますか?』がホラーナラティブ・演出賞に
藤澤 仁第四境界 総監督第四境界の『事故物件鑑定士試験』が現実と非現実の間賞に
Mason Smith『FAITH』ディレクター『FAITH: The Unholy Trinity』がホラーアート・映像表現賞に

 そこは公式も手当て済み。審査方法の注記にこうあります。

※クリエイター審査員は、自身が直接関わった作品への投票はできません

 当事者を審査員に迎えたうえで、自作票だけは制度で塞ぐ。 さっきの「歴史と新作を繋ぐホラーゲーム界のハブ」という趣旨を、本気で運用しようとしている感じがして、私はここがけっこう好きです。名簿にはほかにも、外山圭一郎さん(Bokeh Game Studio代表、初代『サイレントヒル』『SIREN』ディレクター)、木村祥朗さん(Onion Games代表、『moon』『RULE of ROSE』)、実況者のガッチマンさんらが並んでいます。

予想のカギは「対象期間の切り方」にある

 さて、本題。対象作品の定義はこうです。

2025年3月1日から2026年3月31日の間にリリースされた、ホラー表現を含むゲーム作品

 暦年(1月〜12月)じゃない。3月始まりの13か月なんだ。地味に見えて、これがめちゃくちゃ大事。

 アワードの受賞予想でいちばん頼りになるのは、ふつう「過去の受賞傾向」だよね。でもこの賞は今年新設だから、過去がゼロ。じゃあ他のアワードの結果を借りてこよう——と考えると、そこで期間の壁にぶつかるんです。「The Horror Game Awards 2025」も「ファミ通・電撃ゲームアワード2025」も、名前のとおり2025年の作品を対象とする賞。だから外部の実績で測れるのは前半の4本までなんです。

区分作品(発売日順)
2025年組(4本)サイレントヒル f(9/25)/ミメシス(10/27)/No Players Online(11/6)/ROUTINE(12/4)
2026年組(3本)REANIMAL(2/13)/バイオハザード レクイエム(2/27)/零 ~紅い蝶~ REMAKE(3/12)

(出典:ファミ通.com、2026年7月16日。『ROUTINE』の発売日は資料により12月4日/12月5日に割れています)

 例外がひとつ。④『バイオハザード レクイエム』は発売前の2025年12月、The Horror Game Awards 2025 で「最も期待されるホラーゲーム」を受賞しています。でも評価されたのはまだ見ぬ期待であって完成した作品じゃない。作品として評価された実績がゼロという点では、2026年組の3本は横並びなんだよ。

 いちばん遅い『零 ~紅い蝶~ REMAKE』は、対象期限のわずか19日前という滑り込みです。

 もうひとつ、公式ノミネート一覧を数えた話を。9部門のノミネートは作品単位で延べ64件。うち大賞候補7作品が18件を占め、内訳はこう。

作品部門数大賞以外の内訳
サイレントヒル f3ホラーナラティブ・演出賞/サイコロジカルホラー賞
零 ~紅い蝶~ REMAKE3ホラーナラティブ・演出賞/ホラーアート・映像表現賞
バイオハザード レクイエム3ベストホラークリーチャー賞(The Girl)/サバイバルホラー賞
REANIMAL3ホラーナラティブ・演出賞/ホラーアート・映像表現賞
No Players Online2現実と非現実の間賞
ミメシス2マルチプレイホラー賞
ROUTINE2神話伝承・宇宙的恐怖賞

 ※これは私が公式PDFを数えた集計です。3部門が4作品、2部門が3作品ときれいに分かれました。複数部門に名前がある=どの角度から見ても評価されている、ということだから、手がかりになりそう。

結果が確定するのは、9月11日(金)

 答え合わせの日は2026年9月11日(金)(公式表記は「予定」)。場所は東京ドームシティ プリズムホール内、「東京ホラー特区‼︎」のイベントステージ。3日間の会期の初日にいきなり授賞式です。開始時刻と司会は執筆時点(2026年8月18日)で「Coming soon」のまま未発表。当日は公式サイトと公式X(@tokyohorrortokk)で確認できるよ。

 ひとつだけ注意。会期中にはもうひとつ別の賞も発表されます。最終日9月13日(日)発表の「東京ホラー特区‼︎ インディーホラーゲーム大賞」で、会場で展示された未発売作品が対象、来場者が会場内で投票する別物。名前が似ているので間違えないでね。

ノミネート7作品を、ひとつずつ見ていこう

 並び順は公式ノミネート一覧の掲載順(各部門50音順)そのままで、有力・不利の順番ではないよ。

 ①サイレントヒル f(KONAMI/開発:NeoBards Entertainment、2025年9月25日)。昭和の日本を舞台に「美しさ故のおぞましさ」を描くサイコロジカルホラー。発売翌日に全世界累計出荷100万本を突破し(コナミデジタルエンタテインメント公式、2025年9月29日)、2026年4月時点では200万本に達しています(同公式、2026年5月13日)。受賞歴も厚くて、ホラー専門の「The Horror Game Awards 2025」ではゲーム・オブ・ザ・イヤー/ベストナラティブ/Technical Achievement の3冠、加えて加藤小夏さんがベストパフォーマンス賞(電ファミニコゲーマーほか、2025年12月)。ユーザー投票型の「ファミ通・電撃ゲームアワード2025」でもGame of the Yearを含む3冠(KADOKAWA プレスリリース、2026年3月16日)。ホラー文脈での実績は頭ひとつ抜けている。引っかかりは「もうさんざん獲ったよね」という空気が票にどう出るか、かな。

 ②零 ~紅い蝶~ REMAKE(コーエーテクモゲームス/開発:Team NINJA、2026年3月12日)。2003年の和ホラー名作を、グラフィックからシステムまで全面的に作り直した一本。カメラで怨霊を撮って戦う、あの手触り。対象期間ぎりぎりの滑り込みながら、大賞のほかナラティブとアートの2部門にも名前がある。引っかかりは、発売直後に難易度が高すぎると議論になったこと。ただ公式の動きは速くて、発売翌日の3月13日に公式Xがバランス調整パッチを予告、公式のアップデート情報には3月16日付(PS5/Xbox/SteamはVer.1.02.02、Switch 2はVer.1.03.02)で「羽化」の弱体化などが反映されています(「零」シリーズ公式X/コーエーテクモゲームス公式)。ローンチ時の印象が票にどう残っているかは読みづらいね。

 ③No Players Online(Black Lantern Collective/開発:Beeswax Games、2025年11月6日)。1990年代のデスクトップ環境を再現した画面で、"誰もいないのに稼働し続けるマルチプレイFPS"の正体を探るメタフィクション系ホラー。2019年の15分程度の無料短編を、探索範囲を大きく広げて商業版にリメイクしたものだよ(ファミ通.com、2025年11月7日)。プレイ時間は3〜4時間ほどで、7作品では最小級の規模。ただし大賞と「現実と非現実の間賞」の2部門に名前があり、部門名がそのまま作品の特徴を言い当てているのが強い。

 ④バイオハザード レクイエム(CAPCOM、2026年2月27日)。「30周年の記憶を継ぐ、怖がるバイオと戦うバイオの再接続」と紹介されるシリーズ最新作。数字が凄まじくて、2026年3月時点のメタスコアは89点、その年に出た作品の暫定トップと報じられました(GameSpark、2026年3月4日)。全世界販売本数はシリーズ最速で600万本を突破し(カプコン プレスリリース、2026年3月16日)、2026年3月末時点では690万本に達しています(カプコン2026年3月期 決算補足資料をGameSparkが報道、2026年5月13日)。ベストホラークリーチャー賞(The Girl)とサバイバルホラー賞にも名を連ねる3部門組。引っかかりは、ホラー寄りの前半とアクション寄りの後半で体験の質が違うという海外レビューの指摘。「ホラーゲームの賞」でこの二面性がどう働くかは未知数だね。

 ⑤ミメシス(ReLU Games/KRAFTON、2025年10月27日 早期アクセス版)。仲間の姿と声を奪って紛れ込むAI「ミメシス」から、4人で協力して逃げ延びるホラーゲーム。ボイスチャットの信頼そのものを壊してくる発想が新しくて、世界累計販売本数は2026年8月時点で210万本(Game*Spark、2026年8月7日)。実はこの作品、未来ヨムの予言テストに出るのは2回目。7月出題の「CEDEC AWARDS 2026 ゲームデザイン部門」でもノミネート5作品の1つで、結果は『ドンキーコング バナンザ』開発チームが最優秀賞、『ミメシス』は優秀賞まで(4Gamer、2026年7月23日)。リベンジなるか、とも読めるね。引っかかりは早期アクセス版という完成前の状態。

 ⑥REANIMAL(THQ Nordic/開発:Tarsier Studios、2026年2月13日)。『リトルナイトメア』のスタジオによる、姉弟が島から逃げる協力ホラーアドベンチャー。「牧歌的・産業的・終末的なイメージが混ざった恐怖」が評価ポイントで、②④と同じ3部門組。作り手の実績と完成度は文句なしだけど、日本国内での話題量が他の大作にくらべ控えめなのが、ユーザー投票という土俵ではどう出るかな。

 ⑦ROUTINE(Raw Fury/開発:Lunar Software、2025年12月)。最初の発表からおよそ13年——長い開発期間を経て世に出た、無人の月面基地を探索する一人称SFホラー。1980年代の人が思い描いた"未来"の質感が全編を貫き、発売直後からSteamで「非常に好評」(電ファミニコゲーマー、2025年12月)。もう一方のノミネートは「神話伝承・宇宙的恐怖賞」。コズミックホラーの括りだけあって、7作品でいちばん"手触りの違う怖さ"を持つ一本だね。

 そして忘れちゃいけないのが⑧その他。この賞、公式ノミネート一覧に「ノミネートリストにない作品への投票も可能」とはっきり書かれているんです。つまりリストの外から大賞が飛び出す道が、制度として開いている。もっとも大賞のノミネートが7作品ある以上、①〜⑦のどれかから出る可能性のほうがずっと高いとは思う。ただ⑧は「リスト外の受賞」だけじゃなく「該当作なし」「発表が確認できなかった場合」も引き受ける枠なので、形だけの保険枠じゃない——というのは頭の片隅に置いておいてね。

まとめ

 前例のない第1回だから、いつもの「過去の受賞傾向」が使えない。代わりの手がかりは、百室が自分で書いた選考基準の7項目と、暦年をまたぐ13か月という対象期間の切り方の2つ。数字なら④、ホラー文脈の実績なら①、期間ぎりぎりの新しさなら②や⑥、作り込みなら③や⑦、遊ばれ方の新しさなら⑤——どの軸を取るかで答えがまるごと変わる、読みごたえのある一戦だよ。

 ホラーゲームだけの賞が日本で立ち上がる、その最初の1回に立ち会えるって、それだけでちょっとワクワクしない? さあ、あなたなら7作品のうちどれに予言する? 9月11日の発表を、一緒に楽しみに待とうね!

※本記事は2026年8月18日時点で確認できる公開情報をもとに執筆しています。同賞の各賞は投票結果をもとに「百室(全領域百鬼夜行観測室)」が最終審査を行って決定するものであり、本記事は未来ヨムによる予言テストの解説であって、主催・百室および各作品の権利元の公式見解・予想ではありません。

本文 6,581文字(実測/免責注記を含む。免責注記を除くと6,438文字)/推定読了時間 約13分


判定方法

 2026年9月11日(金)に行われる授賞式での公式発表をもとに判定します。なお公式サイトの表記は「9月11日(予定)」であり、日程が動く可能性があります。判定対象は「大賞」(1作品)のみで、同時に発表される8つの部門賞および「百室 特別賞」は判定に含みません。ノミネート7作品以外の作品が大賞を受賞した場合、大賞が「該当作なし」となった場合、および9月13日(日)のイベント最終日までに発表が確認できなかった場合は⑧「その他」となります。

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!

選択肢

【問題&選択肢】

【 4 つまで選択可能  /  2026.09.10 @ 23:59 〆切 】
【Q.02890】 9/11(金)に結果発表が行われる「日本ホラーゲーム大賞」。大賞受賞作品は?

  • ①サイレントヒル f(KONAMI) (40%, 2 アンケート)
  • ②零 ~紅い蝶~ REMAKE(コーエーテクモゲームス) (0%, 0 アンケート)
  • ③No Players Online(Black Lantern Collective) (0%, 0 アンケート)
  • ④バイオハザード レクイエム(CAPCOM) (20%, 1 アンケート)
  • ⑤ミメシス(ReLU Games / KRAFTON) (0%, 0 アンケート)
  • ⑥REANIMAL(THQ Nordic) (0%, 0 アンケート)
  • ⑦ROUTINE(Raw Fury) (20%, 1 アンケート)
  • ⑧その他(発表中止など) (20%, 1 アンケート)

総回答者数: 3

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