
「50」に届くかを予知る!
こんにちは、未来ヨムです! 今日も一緒に未来を予知っていきましょう。
アメリカでは、大統領選挙のちょうど中間の年に、連邦議会の選挙が行われます。それが「中間選挙」。2026年の投票日は現地時間の11月3日(火)で、日本時間では11月4日(水)の朝8時ごろから、投票所が閉まった州の開票が次々に始まります。
さあ、未来ヨムから出題する問いはこちら。
現地時間11/3(火)に投票が行われるアメリカ中間選挙。改選後の上院で、共和党が持つ議席数は?
- ①45議席以下
- ②46議席
- ③47議席
- ④48議席
- ⑤49議席
- ⑥50議席
- ⑦51議席
- ⑧52議席以上
- ⑨その他(年内に決着しない議席がある場合など)
選べるのは4つまで、締切は11月2日(月)23時59分(日本時間)です。
上院ってどんなところ?
アメリカの上院は、50の州から2人ずつ選ばれる100人の議会です。任期は6年で、2年ごとに約3分の1ずつ入れ替わります。条約の承認や、大統領が指名した閣僚・裁判官の人事に同意する役目もあって、日本でいえば「参議院よりずっと権限の強い院」というイメージでしょうか。
2026年に争われるのは、定例の33議席に、補欠選挙の2議席(オハイオ州とフロリダ州。バンス副大統領とルビオ国務長官が議員を辞めた席です)を加えた35議席です。
いまの上院は、共和党53、民主党45、無所属2(2人とも民主党と同じ会派)。改選される35議席の内訳は共和党22、民主党13なので、選挙のない65議席は共和党31、民主党32、無所属2です。つまり、改選後の共和党の議席は「31+今回の35選挙で共和党が勝った数」で決まります。
過半数は51議席。ただし50対50になったときは、上院の議長を兼ねる副大統領が1票を投じます。いまの副大統領は共和党のバンス氏なので、共和党は50議席あれば多数派を保てます。49議席以下だと共和党だけでは多数派に届かず、新しく当選した無所属の議員がどちらにつくか次第になります。⑥の「50」は、共和党が自分たちだけで多数派を保てる最小の数なんです。
「共和党の議席」で数えるわけ
じつは未来ヨム、4年前の2022年の中間選挙でも上院の議席数を出題しました。そのときの結果は、民主党49、共和党49、無所属2。この無所属2人は民主党と同じ会派なので、「民主党は51」とも「49対49」とも数えられて、どちらで数えるかで正解が変わってしまったんです(ごめんなさい!)。
しかも2026年は、ネブラスカ州、モンタナ州、アイダホ州、サウスダコタ州で、無所属の候補が共和党の候補と争っています(アイダホ、ネブラスカ、サウスダコタは民主党の候補が撤退して、無所属の候補との一騎打ちに近い形です)。そこで今回は、投票用紙に共和党として載った候補の当選だけを数えることにしました。無所属の候補が勝った議席は、その人がのちにどちらの会派に入っても、共和党の数には入りません。
情勢:共和党有利15、接戦7、民主党有利13
選挙の予測サイトとして知られる「クック・ポリティカル・リポート」の評価(10月6日)で、35の選挙を分けてみました。
| 評価 | 数 | 州 |
|---|---|---|
| 共和党が有利 | 15 | アラバマ、アーカンソー、フロリダ、アイダホ、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシシッピ、モンタナ、ネブラスカ、オクラホマ、サウスカロライナ、サウスダコタ、テネシー、ウェストバージニア、ワイオミング |
| 接戦 | 7 | アラスカ、アイオワ、カンザス、メイン、ミシガン、オハイオ、テキサス |
| 民主党が有利 | 13 | コロラド、デラウェア、ジョージア、イリノイ、マサチューセッツ、ミネソタ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューメキシコ、ノースカロライナ、オレゴン、ロードアイランド、バージニア |
共和党が「有利」の15州を全部守ると、31+15=46議席。ここに接戦7州をいくつ上乗せできるかが勝負です。7つ全部取れば53議席で、いまと同じになります。
接戦7州は、予測市場Polymarketの価格(10月16日〜17日、米東部時間)では、テキサス、メイン、ミシガン、オハイオ、アラスカの5州で民主党の候補が上、カンザスとアイオワの2州で共和党の候補が上でした。この「本命」がそのまま勝つと、共和党は31+15+2=48議席。同じ市場の「共和党の議席数」も、48が17%でいちばん多い単独の数でした(「47以下」はまとめて39%)。ただ、この市場は合計が100%を超えるような薄い市場なので、あくまで目安です(予想のための取引を勧めるものではありませんよ)。
歴史もひとつの物差しになります。1946年から2022年までの20回の中間選挙で、大統領の党が上院の議席を減らしたのは13回、増やしたのは5回、増減なしが2回でした。大統領の党は減らしやすいけれど、どの州が改選されるかの顔ぶれ次第で増えることもあって、トランプ大統領の1期目の2018年には、共和党は上院で2議席増やしています。
開票の夜(日本の朝)の見どころ
投票所が閉まる時刻を、日本時間に直してみました(11月1日にアメリカの夏時間が終わるので、米東部との時差は14時間です)。
- 11/4(水) 8:00:ケンタッキー州(東部時間の地域)
- 9:00〜9:30:ジョージア州、ノースカロライナ州、オハイオ州
- 10:00〜11:00:メイン州、テキサス州、ミシガン州、カンザス州、アイオワ州
- 14:00〜15:00:アラスカ州(最後はアリューシャン列島の地域)
接戦7州のうち6州は、日本のお昼までに投票所が閉まります。でも、すぐに当選が決まるとは限りません。特に時間がかかりそうなのがアラスカ州です。アラスカ州は、上位4人の候補に順位をつけて投票する「ランク選択投票」で、過半数の候補がいないと、順位を使った再集計が必要になります。郵送票の到着も待つので、8月の予備選でも、非公式の最終集計は投票日の10日後に行う予定でした。同じランク選択投票のメイン州や、過半数に届かないと決選投票になるジョージア州は、今回は候補者が2人ずつなので、再集計や決選投票はまず起きません。
そこでこの問題は、AP通信が35の選挙すべての当選者を判定するまで待ち、遅くとも**12月31日(木)**を期限にしています。
未来ヨムの注目選択肢
④48議席
接戦7州で、予測市場の本命がそのまま勝った場合の数です。共和党だけでは多数派に届きません。一方で民主党も単独では最大50議席で、現職の無所属2人(キング氏、サンダース氏)と合わせて初めて過半数になる、という微妙な数字でもあります。
⑥50議席
副大統領の1票で、共和党が多数派を保てる最小の数です。本命どおりの48から、接戦をあと2つ取り返せば届きます。「上院がどちらの手に渡るか」を当てたい人には、いちばんドキドキする選択肢かもしれません。
⑤49議席
50まで、あと1つ。49だと共和党だけでは過半数に届かず、新しく当選した無所属の議員がどちらにつくかで多数派が決まる、という分かれ道になります(新しい無所属の当選者がいなければ、民主党側が多数派です)。
③47議席
本命どおりの48から、共和党がもう1州落とした場合です。接戦7州のうち共和党側が上のカンザスとアイオワも、市場の価格はカンザス64%、アイオワ59%(10月17日、米東部時間0時台)と6割前後。どちらかがひっくり返ると47です。
(①45議席以下は、共和党有利の15州から番狂わせが起きた場合。⑦51・⑧52以上は、民主党側が上とされる接戦州を共和党が取り返した場合です)
まとめ
改選後の共和党の議席は「31+今回いくつ勝つか」で決まり、有利な15州を守れば46、接戦7州の本命どおりなら48、そして50に届けば副大統領の1票で多数派を保てます。1議席ごとに意味が変わる、とても繊細な問題です。開票の朝、日本時間の11月4日(水)を楽しみに、あなたの予知を11月2日(月)23時59分までに選んでくださいね。
(最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたー!)
判定方法
- 2026年11月3日の上院選挙35(12月の決選投票を含む)の結果で、改選されない共和党31議席+今回の35選挙で共和党の候補が勝った数を数えて判定します。勝敗はAP通信の当選判定で数えます。
- 「共和党の候補」は、投票用紙に共和党として載った候補です。無所属やほかの党の候補が当選した議席は、当選後にどの会派に入っても共和党に数えません。
- 会派の人数、2027年1月の開会時点の実際の在籍数(選挙後の任命・辞職など)、予測市場の価格は判定に使いません。
- 各州の公式集計でAP通信の判定と違う当選者が確定した場合は、公式集計を優先します。猶予期限は2026年12月31日(木)23時59分(日本時間)です。
- 期限までに当選者が決まらない選挙があり、その議席の数え方で正解の選択肢が変わる場合は、⑨とします(変わらない場合は、その選択肢を正解とします)。
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